「お先真っ暗だ…」記録的不漁続く 北海道函館市のスルメイカ漁 6月1日の解禁を前に"豊漁祈願祭"行われる 温暖化やマグロが増えすぎてイカ食べられたか

近年、記録的な不漁が続くスルメイカ漁の6月1日の解禁を前に北海道函館市で、豊漁祈願祭が行われました。函館市漁港で執り行われた祈願祭。漁業関係者などが豊漁を祈りました。

スルメイカ不漁の原因は…

函館名物のスルメイカ漁は年々不漁が深刻化していて、2023年シーズンの取扱量は317トンと、統計を始めた2005年以降で最低でした。漁師によりますと、海水温の上昇に加え、マグロの資源保護の強化で、マグロの数が増え、イカを食べてしまっているということです。

函館のイルメイカ漁は6月1日に解禁

漁師たちは次のように語ります。「昔みたいに取れなくてもいいが、もう少し取れないと…」「お先真っ暗だ」「毎年期待しているが、見通しは暗いんじゃないか」「たくさん取れればいいな。やるだけやってみます」函館のスルメイカ漁は6月1日に始まります。

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