【MLB】世界一リングは郵送NG レンジャーズからソフトバンク・倉野コーチに授与「わざわざ手渡し」

レンジャーズ幹部(右)から世界一リングを手渡されたソフトバンク・倉野投手コーチ(中)

郵送NGに感無量だった。ソフトバンクの倉野信次チーフ投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(49)が24日、昨季まで所属していたレンジャーズの「世界一リング」をゲットした。この日、レンジャーズ幹部がロッテ戦が行われるZOZOマリンスタジアムを訪問。試合前練習が終わった倉野コーチが関係者出入口に現れると、熱い抱擁の後に「世界一」の勲章を授けられた。

レンジャーズは2023年に球団初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。倉野コーチは22年から米国へ単身コーチ留学。2年間、レンジャーズ傘下で主に若手投手を指導した。長期留学も視野に入れていたが、ホークス投手陣再整備のため、今季から3年ぶりに古巣に復帰した。

レンジャーズ関係者によると、世界一リングは3A以下のコーチや球団職員、裏方なども授与の対象で、郵送ではなく手渡しで倉野コーチに敬意を表した。キラキラに輝くリングをはめた倉野コーチは「郵送じゃダメらしくて。わざわざこうやって手渡しで届けてくれたことがうれしいですよね」と頬を緩ませた。

特製のケースはリングを置くと、回転してライトアップされる豪華な仕様。身をかがめて大事そうにケースを抱える名伯楽の姿が、チャンピオンリングの価値を物語っていた。

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