支持獲得へラストスパート 県民への訴え熱帯びる 県政史上最多6人立候補の選挙の行方は【静岡県知事選】

県政史上最多の6人が立候補している知事選の投開票はあさって(2024年5月26日)に迫りました。選挙戦、最終盤。候補者の支持獲得の動きや必死の訴えは熱を帯びるばかりで、まさにラストスパートです。

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<大村慎一候補>
「勝たなければ、勝って知事にならなければ仕事はできないんです。どうか私に仕事をさせて下さい」

声を張り上げて支持を呼び掛けたのは、自民党が推薦する大村慎一候補。
5月24日は自民党県連の城内実会長らと共に浜松市の山間部を中心に訴えました。

「がんばろー!」

総務省の官僚時代に培ったネットワークを使って中山間地域の災害対策を進める考えを伝え、しがらみのない政治を進められるのは自分だと強調します。

<大村慎一候補>
「この1週間、伊豆のほうから東部、そして浜松・天竜区に来ておりますけれども、非常に皆様の応援が日に日に増してきて手ごたえを感じております」

<市民>
「東部をよろしくお願いします」
<鈴木康友候補>
「もちろんでございます」

前の浜松市長・鈴木康友候補は、大票田の富士市で24日の演説をスタートさせました。

<鈴木康友候補>
「富士市や富士宮市や岳南地域、浜松とよく似ています。産業構造がある。こうした既存の産業をさらにさらに活性化させる」

さらに目玉政策として、東部から伊豆半島までを専門に担当する責任者を配置したいと発表しました。

<鈴木康友候補>
「かつて伊豆担当副知事というのがありましたけれども、『東部・伊豆担当戦略監』、これはもう副知事級でね、こういう部署をですね、ぜひ作りたいと思いましたし、東部地域の活性化に力を注いでいきたいという風に思っております」

<森大介候補>
「私はリニアよりも環境と水を優先します。浜岡原発は再稼働NO」

共産党公認の森候補は24日、浜松市内で演説を繰り返しました。演説の中で最も長く時間を割いたのはリニア問題。
岐阜県でリニア工事が影響したとみられる水枯れが起きていることなどを挙げ、命の水を守ろうと主張しました。

他の候補との差別化を図り、浜岡原発の再稼働反対や経済の活性化について訴えました。

<森大介候補>
「どこでもリニアと原発の問題、私たちの命と暮らしにかかわる問題として訴えたら、遠くからわざわざ私の話を聞きに来てくれたり若い方が立ち止まって激励をしてくれるということで非常に手ごたえを感じています」

駅前での演説に力を入れる政治団体代表の横山正文候補は、リニア工事の早期着工などを政策に挙げています。

自営業の村上猛候補は、リニア中央新幹線の計画を根本から見直したいと話しています。

ポスター貼りなどを続ける会社役員の浜中都己候補は、弱者が救済される社会を目指し、「請願権」の拡充を訴えています。

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