有害物質PFOSなど 鎌ケ谷市の井戸水からも基準超過の数値検出 千葉県

有害物質PFOSなど 鎌ケ谷市の井戸水からも基準超過の数値検出 千葉県

千葉県鎌ケ谷市は5月24日、軽井沢地区の井戸の水質調査を行った結果、有害物質PFOSなどの数値が国の基準値を最大240倍上回ったと発表しました。

 鎌ケ谷市から手賀沼にかけて流れる人工河川、「金山落」の周辺で有害物質のPFOSとPFOAの数値が、国の基準値を超えたことを受け、鎌ケ谷市は4月24日、流域市として市独自で水質調査を実施しました。

 その調査の結果、調査対象となった軽井沢地区の17本の井戸のうち、7本の井戸で有害物質のPFOSとPFOAの数値が、1リットルあたり130ナノグラムから1万2000ナノグラムと国の基準値の2.6倍から240倍に上ったということです。

 市は基準値を超えた井戸の所有者に対し、井戸の水を飲むことを自粛するよう指導を行うとともに、基準値を超えた井戸の周辺にも調査範囲を拡大し、追加の水質調査を実施する予定です。

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