幾田りら&あの、二人で焼肉へ行く 『デデデデ』共演で距離縮まる

主演声優を務めた幾田りら&あの

アニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』の主演声優を務めた幾田りらあのが24日、都内で行われた初日舞台あいさつに登壇し、アフレコの様子や二人で焼肉に行ったエピソードを振り返った。この日は、原作者の浅野いにお、声優の島袋美由利大木咲絵子和氣あず未白石涼子入野自由内山昂輝坂泰斗も来場した。

本作は、浅野の人気コミックを2部作で長編アニメーション化した本作。後章では、宇宙からの侵略者の駆除活動や過激派グループの暗躍で東京が混乱に陥る中、同じ大学に進んで青春を謳歌(おうか)していた小山門出(幾田)と中川凰蘭(あの)にも不穏な出来事が忍び寄る。

幾田とあのについて、浅野は「見た目からして凸凹というか、人間的にもキャラクター的にも上手い具合に歯車がかみ合っている感じがすると思っていた」と打ち明ける。あのは「最初は友達(キャラクターを演じる)とは思えない距離だったけど、いろんな番組とかインタビューを受けて距離は縮まった」と報告すると、幾田も「二人でご飯も行ったしね」とにっこり。焼肉に行ったそうで、あのが「二人ともそんなに焼肉の経験がなくて、どっちが焼く? これ何の肉? とか言いながら食べた」と明かすと、幾田も「お互い焼いて、あげ合って……という感じでした」と楽しそうに思い返した。

アフレコも振り返る一同。凰蘭が大葉圭太(入野)に「好き!」と叫ぶシーンについて、収録現場で見ていた入野は「アニメでよくある、感情が昂ったときに髪の毛がふわ~となる、体温が上がる感じがあった」と伝えると、あのも「僕はプロの方々の前で緊張感があるし、大事なシーンで、できるかなと思っていたけど、後ろ(にいた声優陣)の反応が『すごい!』みたいな感じだったから嬉しかった」と安どの表情を見せた。

幾田は渡良瀬役の坂から、「悪い男だなと演じて思っていたけど、手の平で転がされる感じはどうですか?」と質問され、「門出からしたら(渡良瀬は)大人なので、背伸びをしちゃったり、一語一句に翻弄されて自分をコントロールできない感じは学生時代の自分と重なるというか、気持ちがわかる」と門出に共感した。

また、門出と凰蘭のキスシーンに関して、幾田が「友情とか恋愛の垣根を越えた人間同士の関係性」を感じたと話すと、浅野は「凰蘭は大葉にもキスしているんですね。あれは恋愛というより親愛。性別の話じゃないんですよ。愛情が昂っちゃうとチューしちゃうの。キステロです」と解説。あのは「ぼく、凰蘭と共感する部分が多いなと思いながらやっていたんですけど、キステロはしないな」と苦笑いするが、浅野は「いやいや、そんなことはない」と、なぜか“キステロキャラ”を押し付けられていた。(錦怜那)

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