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夏から秋に発生することが多いカメムシ。2024年は春からすでに発生しており、かつてないほど大量発生しているといいます。その数はなんと、広島県では例年の10倍、兵庫県では31倍、香川県では94倍! というニュースも出ているほど。 カメムシの大量発生は農作物への影響も懸念されますし、日常生活では洗濯物にカメムシがつくという被害も考えられます。 今回は洗濯物にカメムシをつけないための対策についてご紹介します。
カメムシ被害は強烈な臭いだけじゃない!
カメムシといえば、強烈な臭い。洗濯物についてしまうともちろんその臭いの被害を受けます。さらには、洗濯物に産卵されてしまったり、カメムシの分泌物が肌に触れると皮膚炎を起こす可能性もあるのです。
カメムシや卵が洗濯物についてしまったら?
洗濯物にカメムシがついていたら、臭いを出させないためにできる限り刺激を与えずにカメムシを取ります。ティッシュで包んで静かに持ち上げるように取ったり、定規に乗せるようにしてポリ袋に追い込んで捕獲しましょう。市販のカメムシ用の駆除スプレーを使うのも良いでしょう。 洗濯物にカメムシが卵を産んでしまったら、卵を潰さないようにガムテープや養生テープでそっと貼り付けて取るようにします。取った卵はポリ袋に入れてしっかり閉じて捨てましょう。 カメムシや卵を取り払ったら、その洗濯物はもう一度しっかり洗うようにします。固形の洗濯石鹸などを使い部分洗いをしっかりとし、その後いつも通りの洗濯をします。カメムシの臭いがついてしまった場合も同様です。
カメムシを洗濯物に寄せ付けないようにするには?
1. 植物の近くに洗濯物を干さない
カメムシは草や茎、果実などを餌としており、植物のそばに潜んでいますので、そのそばで洗濯物を干さないようにする必要があります。物干しのそばに雑草が生えている場合は抜きましょう。ただし、ミントやバジルなどのハーブ類はカメムシが嫌いな臭いなので、寄せ付けない効果が期待できます。
2. 夜に洗濯物を外干ししない
カメムシは白い色を好みます。夜間に外に洗濯物を干すと白さが目立つため、カメムシが寄り付きやすくなるからです。
3. 市販のカメムシの防虫剤を利用する
カメムシ用の防虫剤は、さまざまな種類のものが販売されています。洗濯物への対策をする場合は、つり下げタイプのものを洗濯物の間に掛けておくのも良いでしょう。
4. ハッカ油をスプレーする
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市販のカメムシ防虫剤の成分にも含まれているハッカ油を利用します。50ミリリットルの水にハッカ油を4~5滴垂らしたものを洗濯物の周囲にスプレーすることで、カメムシが寄り付きにくくなります。 ハッカ油は、精製水と消毒用エタノールとあわせることで、肌にもつけることのできる虫除けスプレーになるので、1瓶買っておくのも良いでしょう。
5. 唐辛子をつるす
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市販のカメムシ防虫剤の中には、唐辛子成分が入っているものもあります。お茶用パックに入れて洗濯物の間につるすのもおすすめです。有効な範囲は、唐辛子の周囲だけなので、ひもと洗濯バサミを使って洗濯物全体にいきわたるように工夫しましょう。 しかし、何本も作るとなると唐辛子の量も必要になるので、市販の防虫剤を買ったほうが安く済む場合があります。
6. 外干ししたらよく払ってから取り込む
洗濯物を外干しした場合は、まずカメムシがついてないかを確認したあとで、花粉時期と同様に洗濯物をよく払ってから取り込むようにしましょう。
7. 洗濯物の外干しをしない
ここまでいくつかカメムシの対処法をご紹介しましたが、1番確実なのは部屋干しをすることです。カメムシの発生時期はある程度決まっているので、大量発生が確認されている地域ではしばらくの間、洗濯物を部屋干しするほうが安心ではないでしょうか。 今回は、カメムシを洗濯物に寄せ付けない方法と、カメムシがついてしまった場合の対処法をご紹介しました。カメムシが大量発生している地域の方は参考にしてみてください。 (文:矢野 きくの(節約ガイド))