【阪神】岡田監督 屈辱“ノーノー”にサバサバ「もう終わったことやし、そういうことやろ」

渋い表情の岡田監督

阪神は24日の巨人戦(甲子園)で相手先発・戸郷にノーヒットノーランを達成され、0―1で完敗。阪神打線が同記録を許したのは2019年9月14日の中日戦(ナゴヤドーム=現バンテリンドーム)で大野雄大に達成されて以来。5年ぶりの屈辱をホームグラウンドで味わった。

直近10戦中8試合で2点以下の得点しか挙げられていなかった低調な虎打線は、宿敵Gの若きエースを前に完全沈黙。9回一死まで二塁すら踏むことができなかった。試合後の岡田彰布監督(66)は「そらなあ、ええピッチングされたらこんなもんやろな。今の打線の調子やったらな」と苦笑いを浮かべたが、〝1敗は1敗〟とばかりに、表情も声色も終始、サバサバとしていた。

9回に先頭打者・木浪が四球で出塁すると、続く小幡の犠打で一死二塁。一打同点のチャンスを最後につくったが、頼みの近本、中野が凡退しゲームセット。「選手はヒット打つしかないやんか、全然攻めようがない」と振り返った虎将は「あす、野手がどういうバッティングするかよ。もう終わったことやし、そういうことやろ」と切り替えの重要性を強調し次戦へ目を向けた。

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