松山千春 能登半島地震でファンと黙礼「復興には10年単位で時間が必要かもしれない」

歌手・松山千春(68)が24日、都内で「松山千春コンサートツアー2023『友よ』」の東京公演を行った。

先月4日から全国24会場25公演のツアーをさせた松山。この日は満員の5000人の前で新曲「友よ」や、ヒット曲「大空と大地の中で」「長い夜」など熱唱した。オープニングで「季節の中で」を歌った松山は今年の元旦に起きた能登半島地震について語った。

「大変な悲哀が出た。心からお見舞い申し上げます」と話し始めた松山。「亡くなられた方は悔しかっただろうな。なんも悪いことしてないんだぜ。いきなり地震でどれだけ無念だったか」と悼み、「ご冥福をこの会場から被災地に捧げたい」としてファンと共に黙礼を行った。

さらに「復興には2、3年どころか、10年単位で時間が必要かもしれませんけど、我々でできることがあれば、力になりたい」とも語った。

また、「俺のコンサートに初めてきた人」と手を挙げさせた松山。「いままで何をしていたのか、俺の最後でも見に来たのか」と毒を吐き「俺は70、80、90になって医者に不整脈があるからと止められても、歌うぞ」と生涯現役の宣言をした。

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