SNS型投資詐欺で県内でも多額の被害相次ぐ

全国で被害が相次ぐSNS上での投資詐欺。県内でも1000万円以上の被害が、23日、24日と相次いで発覚しています。被害にあったのは、長浜市に住む71歳の女性と大津市に住む65歳の男性です。警察によりますと、長浜市の71歳の女性は、今年1月、SNS上で、有名経済アナリストをかたった投資講座の広告を見つけアクセスしたところ、そのアナリストやアシスタントを名乗る人物と通信アプリ「LINE」を通じてやり取りするようになり、「金は株と違って損はしない」「私が教えます」などと投資話を持ち掛けられました。女性が指定された口座に入金すると、サイト上では利益が出ており、その後も「もっと振り込めばVIP会員になり、上限なしで出金できます」などと言われたということです。女性は、これを信じ、先月10日までの約3カ月の間に、14回に渡って入金し、あわせて約1630万円をだまし取られました。また大津市の65歳の男性も、SNS上での暗号資産の投資アドバイスの広告にアクセスし、投資話を持ち掛けられ、去年10月から今月10日までの間に、10回にわたって入金し、あわせて約1840万円をだまし取られたということです。警察では、SNSなどを通じて投資による儲け話を持ち掛け、入金を指示するものや、サイト上での利益は詐欺とみて、必ず警察に相談するよう注意を呼びかけています。

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