【広島】小園海斗 1号決勝ソロ&4安打の大車輪「今日は今日。切り替えて、またやっていく」

広島・小園海斗

広島は24日のDeNA戦(横浜)を延長10回の末、5―2で競り勝った。この日は4番に座った小園海斗内野手の(23)のバットが、無類の勝負強さを発揮。試合前まで得点圏打率リーグトップの4割7分2厘の巧打者が、今季初の4安打でチームの勝利に大貢献した。

まずはDeNAの好投手・東に対して、6回までに2安打。1点を追う8回二死三塁では、一ゴロを激走で内野安打にする同点適時打で、猛打賞をマークする。延長10回も「打った瞬間、行ったかなと。久しぶりに違う感覚があった。今年初めて打てたので良かった」と3番手・伊勢から決勝の今季1号ソロ。球団記録となる今月7度目の決勝打となった。

この日で4番起用は、12試合目。得点圏打率を3割7分8厘とさらに上昇させ、打率も4月5日以来、3割3厘と大台を突破した。文字通り『4番が一発で試合を決めた』形となったが、試合後は「ホームランバッターじゃないので。奇跡。(自分は)つないでいくバッター。今日は今日。切り替えて、明日またやっていく」と〝つなぎ4番〟を自らに言い聞かせていた。

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