尾形貴弘 永野から「ただの熱血枠。令和の森末慎二」とバッサリ斬られ…「俺は“芸人寄りのスポーツマン”なんで!」

尾形貴弘さんが、各分野の専門家への対応に苦慮。厳しい指摘も受け、自らを“芸人寄りのスポーツマン”と認定してしまいました。

【写真】『全力!脱力タイムズ』の写真を見る

『全力!脱力タイムズ』に、俳優の山崎育三郎さん、お笑い芸人・パンサーの尾形貴弘さんが出演。

番組の進行は、アリタ哲平(メインキャスター)、キャスターの佐久間みなみ(フジテレビアナウンサー)が務め、全力解説員として、吉川美代子先生、出口保行先生、齋藤孝先生が登場しました。

山崎育三郎が経済の専門家にしつこく!?追求

今回は『各業界に高齢化が今後与える影響』を特集。「経済」「医療」「メディア」「政治」の各ジャンルごとに、専門家を招いて解説しました。

「経済」の解説では、「専門家が難しい言葉を使いがちなので、誰かに(もっとわかりやすく説明してほしいと)指摘する役をしてほしい」(キャスターアリタ)ということで、山崎さんが引き受けることに。

「TFP」「人口オーナス」などの言葉を掘り下げることで、解説がよりわかりやすくなりましたが、山崎さんは変に調子が出てしまったのか、「新しい」「今まで」と簡単な言葉までとことん(しつこく!?)追求。

※TFP=労働や資本などすべての要素を考慮した生産性/人口オーナス=労働者が減少し社会保障費などがかさんで経済成長を阻害すること(ともに参照:経済産業省)

尾形さんは「わかるでしょう!」と山崎さんにツッコんで、「細かすぎる感じがしましたけどね…」と首をかしげました。

キャスターアリタは、このあともクセのある専門家(セクハラ気味/偏った屁理屈が多い/意味不明な行動をしがち)が登場するので、尾形さんにきちんと注意してほしいと、オーダーしました。

セクハラ気味の専門家が「俺の愛人になって~!チョメチョメ~」

「医療」の解説では、専門家が佐久間アナに対して「キミかわいいね。僕のタイプだなぁ」「今度、お寿司食べ行こうよ」「ねえ、彼氏いるの?」と、セクハラ発言を連発。

尾形さんは「失礼ですよ!」「時代は変わったんですよ!」と必死に阻止しますが、専門家は見向きもせず。

しびれを切らした尾形さんは、至近距離まで顔を近づけて、「おい!こっちを見ろ!」と絶叫。

最後まで尾形さんを視界に入れずセクハラを続けた専門家は「俺の愛人になって~!チョメチョメ~!ニャンニャン~!」と言いながら、警備員に連行されていきました。

「メディア評論家」永野に噛みつかれ、尾形貴弘が汗だく

「メディア」の解説では、芸人でもある永野さんが“メディア評論家”として登場しました。

「2030年には、テレビは誰も見なくなる」と危惧し、テレビ業界の人々に対しては「骨のあるやつがいない。『テキトーにやろうぜ』で集まった連中。その割に番組がハネると、インタビューで饒舌にしゃべり出す」と、永野節を展開。

やがて、全力解説員の先生にまで「普通、研究者だったら、テレビに出ます?その筋の分野からバカにされてる」と噛みつき始めたため、尾形さんがフォローしようとすると…。

永野:あんた、ただのタレントじゃん。

尾形:(!)

永野:熱血枠。昔からある、森末(慎二)さんからの流れじゃん。

※森末慎二さん…ロサンゼルスオリンピックの体操競技で、金・銀・銅メダルを獲得。引退後はタレントに転身。

キャスターアリタ:(笑いをこらえる)

尾形:はぁ!?

永野:うるせえ、元スポーツが!

スタジオ:(笑)

エスカレートした永野さんは、警備員に連行されていき、尾形さんに向かって「スポーツマン!その熱血の顔がいいですね!令和の森末さん!」と捨てゼリフを吐きました。

尾形さんは、相当食らってしまった様子で「的を射ていることも言っていたし…」と、肩を落としました。

天竺鼠・川原克己の意味不明な言動に“熱血”対応

クセの強い先生が続々登場し、尾形さんが警戒するなか、「政治」の解説では、「背汗」と書いて「リュック」と読む専門家(天竺鼠・川原克己さん)が登場。

背汗(リュック)先生は、登場するなり地球儀の前に座り込んで自己紹介。

名刺代わりに将棋の駒・桂馬だけを大量に配ったり、解説用フリップに赤ペンで棒グラフを書くときに自身のシャツまではみ出したりと、やりたい放題。

尾形さんは「先生、やめて!」とツッコミを試みるも、「むずいわ、こいつ」と大苦戦し…「うほ、うほ…」と、奇妙な笑いが止まらなくなった背汗先生を、「大丈夫か」「落ち着いて!」となだめることしかできません。

最後は、背汗先生自らチンベルを鳴らして、両腕を腰にあてて、連行を要求するポーズ。

そして「チョメチョメ~!ニャンニャン~!」と絶叫しながら、警備員に連行されていきました。

キャスターアリタ:解説が入ってこなかったですね。

尾形:ごめんなさい。俺、技術がないもんだから。うまいこと、なんにも…(と、泣き顔)。

スタジオ:(失笑)

キャスターアリタ:汗をすごくかいてらっしゃって。熱血というか。

尾形:スポーツマンなんで!

三段オチのような展開に、スタジオは大笑い!尾形さんは、クセの強い専門家相手に、持ち前の“熱血”でどうにか乗りきりました。

最後は「コンプライアンス委員会」で、ヒコロヒーさんからズバリ指摘が…。

ヒコロヒー:永野さんから暴言を吐かれた際に、顔を真っ赤にして「スポーツマンで何が悪いんだよ!」と返されていましたが、この返しこそがスポーツマンだったのかなと。

スタジオ:(笑)

それでも、「全編を通して、すべて“全力”で取り組む姿、すばらしかったと思います」と労(ねぎら)いの言葉を賭けられると、尾形さんはうれしそう。

尾形:あざっす!!…まぁ一応、“芸人寄りのスポーツマン”なんで!それで十分です!

ヒコロヒー:スポーツマン寄りの芸人ではなく、芸人寄りのスポーツマン!?

尾形:……うん、そうだね。俺、もうスポーツマンになっちゃってるね!

キャスターアリタも「スポーツマン寄りの芸人じゃないの(笑)?」とツッコミ、スタジオが大笑いに包まれました。

『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)2024年5月24日放送より

© 株式会社フジテレビジョン