【新入生アンケート2024 大学生活】大学生活で最も重視したいこと 学業が過去10年で初めて65%以下に

東京大学新聞社は3月28、29日、東大の春期新入生を対象にアンケートを実施し、2796人から回答を得た。アンケートは毎年新入生が入学する時期に行っており、受験や大学生活、進路への意識や社会問題への賛否などを質問している。昨年との比較などから、今年の傾向を分析した。(本文中の割合は小数第1位を四捨五入) (構成・村川悠)

大学生活

「大学生活で最も重視したいこと」は「学業」が65%で最多。「学業」が四捨五入なしで65%を切ったのは過去10年で初。最も重視したいことの他に重視したいこと(複数回答可)も合わせると「学業」を選択した人は91%に上った。「最も重視したいこと」では「部活・サークル」(20%)、「恋愛」(4%)が続いた。在学中の留学について「したい」「ややしたい」と回答した人は合わせて71%。2年連続で70%を超えた。

大学生活で最も重視したいことは何ですか(%)

新歓活動

前期教養課程(学部1・2年)と後期課程(学部3・4年)のどちらに期待しているかという質問では「後期課程」と回答した人が25%、「前期教養課程」が10%に。「両方同じくらい期待している」が64%だった。

新歓に関する情報をどのように集めているか複数回答方式で尋ねると「各団体のSNS・ウェブサイト」は昨年より3ポイント低下したものの71%で最多。「オリエンテーション委員会のウェブサイト」(47%)、「親戚・友人から」(25%)が続いた。

前期教養課程と後期課程のどちらに期待していますか

奨学金

奨学金受給予定者の割合は、昨年から3ポイント上昇し22%だった。拠出先は日本学生支援機構が回答者全体の13%と最多。貸与型の受給予定者は7%、給付型は16%だった(複数団体から受給予定の人は重複して算入されない)。

SNS

1日に最低でも1回は開くSNSを複数回答方式で尋ねると、「LINE」が86%で最多。「X(旧・Twitter)」(62%)、「Instagram」(61%)も半数を超えた。「X」は昨年から3ポイント減少し、本項目の調査開始以来5年連続で低下。一方で「Instagram」は5年連続で増加した。他のSNSは全て4%未満だった。

どのSNSを頻繁に利用しますか(複数回答可,%)

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