川崎で電動自転車バッテリー連続窃盗か 少年4人「フリマアプリで売却」

幸署

 電動アシスト自転車のバッテリーを連続して窃盗したとして神奈川県警幸署は24日、川崎市の少年4人を窃盗の疑いで書類送検した。

 書類送検容疑は、4人はそれぞれ別々に、昨年11月15日から今年2月20日までの間に、同市幸区や高津区の駐輪場やアパートの自転車置き場などで、電動アシスト自転車に付いていたリチウムイオンバッテリー計11個(総額22万7千円相当)を盗んだ、としている。

 署によると、4人とも「バッテリーを盗んで、フリマアプリで売り、小遣い稼ぎをしていた」などと供述し、容疑を認めている。

 書類送検されたのは、同市幸区の中学3年の男子生徒2人=いずれも(14)、同市中原区の高校1年の男子生徒(15)、同市高津区のとび職人の少年(16)の計4人。地元の先輩後輩の関係で、被害届を受けた同署が、防犯カメラ映像などから捜査していた。

 署によると4人は、鍵が付いたままの電動アシスト自転車を駐輪場などで見つけ、その鍵を使ってバッテリーを取り外していたという。とび職人の少年が「バッテリーは高く売れる」と後輩3人に伝えたのが発端という。

 幸署は、書類送検した4人が関わっていないとみられる同様の被害届が他にも出ているため、捜査している。

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