芦澤竜誠が皇治と記者会見で大乱闘し突然ベアナックルでの対戦を要求!榊原信行CEOは「盛り上がってないじゃないですか。『またかよ』って」と怒りと呆れ

24日、都内・GMOグローバルスタジオにて『Yogibo presents 超RIZIN.3』についての記者会見が実施。皇治と芦澤竜誠が会見中にまたも乱闘を繰り広げた。

2022年大晦日には、K-1との契約を終了した芦澤竜誠が上陸。因縁有る皇治との対戦を熱望して引っ張り出し、記者会見の場で殴り合いを行うなど世間を大いに騒がせた。
2人は2023年4月の『RIZIN.41』にてキックルールで対戦し、2-1の判定で芦澤が勝利。その後は互いにMMA転向を表明したため、両者のMMAルールでの再戦に注目が集まっていた。

皇治と芦澤のMMA初対戦の場は、超RIZIN.3という最高の舞台で実現することに。
皇治が「ちょうど1年前に恥かいたんで、4万人くらいの大きい会場でボコボコにして恥かかせ返そうと思います」と余裕の笑みでコメントすると、芦澤は「これやる必要あんの?MMAでの再戦、やる必要ないだろ。1年前に俺が勝ってるんだから。ケンカすっか?泣かせてやるか?だったらベアナックルでやろうぜ!ベアナックルだったらやってやる!お前とケンカしてーわ。俺MMAやんないよ」と唐突にルール変更を要求。
皇治が「お前がMMAやる言うたからMMAに来たんやろが。ベアナックルはボクシングちゃうんか……」と至極真っ当なツッコミを入れると、芦澤はさらに逆上。席を立って皇治に詰め寄り「ぶん殴ってこい」と挑発していく。

皇治が前蹴りを叩き込むと、芦澤が飛びかかって大乱闘に発展。
一度は引き剥がされた芦澤はだったが、「RIZINファンのみんな!こんなMMA素人同士の試合見たくねーだろ?!ベアナックルで盛り上げるわ!みんなヨロシク!」と演説し、再び殴りかかってまたも乱闘に。
2人は一旦退場させられ、後に皇治は戻ってきたものの、芦澤は興奮状態が続いていたためか最後まで会場に戻ってくることはなかった。

質疑応答の際に話を振られた皇治は、「本物のファイターは諦めないことですからね。グチャグチャになってもやりますよ。ってか俺、ベアナックルほんま強いですよ?(さっき芦澤に殴られて)キスかなってくらいなんともなかったもん。ベアナックルさしたら強いかもしれん!俺の天職を社長が持ってきたかもしれへんね。彼はMMAビビってんじゃないですか?彼がMMAやる言うから俺MMA来たのに、それでMMAやらんとかどういうことやねん?自信無いんちゃいます?」と軽口を叩きつつも、突然MMA戦を拒否した芦澤について強い困惑の意思を示した。

なお、この騒ぎの中で2人に挟まれる形となっていた斎藤裕は終始“無”の表情で座ったまま。図らずも斎藤の強者感が際立つワンシーンとなった。

会見後の囲み取材に応じた榊原信行CEOは、「あの2人を交わらせると段取りでもなんでもなくああいうことが起きちゃうんで。狙って組んでるわけではないんですけどね。『とにかく暴れないように』って注意勧告はするんですけどね?盛り上がってないじゃないですか。『またかよ』みたいな感じで。挑発して盛り上げようという気が無いというか、そういうことも考えてないんでしょう」と呆れ顔。
さらに「(MMAでの試合を)了承してなければ僕らも発表しない。MMAしかやらないって言ってるんだから。僕らはなんも決まってないのに連れてきて発表してるわけではないんで。皆さんの前に出てきて、ファンに届く形の配信の中で違う思いが突然降って湧いたのかな。ベアナックルのルールでやりたいなんて誰も1度も聞いたことがない」と合意の上での契約を唐突に反故にしようとした芦澤について静かな怒りをたぎらせた。

その後、「2人がどうしてもベアナックルルールでやりたいんだったらベアナックル側に話をして調整をするってことになるのかなと思いますけど、基本はMMAで。転向してこの1年数カ月のそれぞれの進化というか、レベルを見たいところもあるんで。今回のMMAでの勝ち負けが次のMMAの彼らの進化につながっていくと思いますので」と語りベアナックルでの対戦の可能性をわずかに示唆したが、実現は難しいものとなりそうだ。

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