どうしてなのか…「昨季から一気にパフォーマンスが低下した」プレミアリーグの5選手

イングランド・プレミアリーグは2023-24シーズンの最終節を消化し、マンチェスター・シティの4連覇という結果で幕を下ろした。

今回は『Footballfaithful』から「昨シーズンから何故か大きくパフォーマンスを落としてしまった5名のプレミアリーガー」をご紹介する。

エヴァン・ファーガソン

クラブ:ブライトン

昨季の成績:19試合6ゴール

今季の成績:27試合6ゴール

昨年夏の移籍マーケットにおいては、1億ポンド以上の移籍金でビッグクラブに買われるのではないかというウワサすらも流れていたエヴァン・ファーガソン。

アイルランド代表でもプレーする10代の天才ストライカーはブライトンで突如出番を獲得し、シーズン序盤のニューカッスル戦でハットトリックを達成した。そしてウェイン・ルーニーが持つ10代でのプレミアリーグ年間得点記録に並んだ。

しかし今季はレギュラーとして期待されながらも27試合で6ゴール。さらに背中と足首の怪我に悩まされており、今季は早くに終わってしまった。

カゼミロ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

昨季の成績:28試合4ゴール

今季の成績:25試合1ゴール

レアル・マドリーでは「クロード・マケレレの後継者」として数々のタイトル獲得に貢献したブラジル代表の名ボランチ。中盤の守備を一手に担い、相手の攻撃を激しいタックルで止め、そしてビルドアップの起点となった。

昨季マンチェスター・ユナイテッドに加入したときは世界に大きな驚きを与え、プレミアリーグでもその価値を証明するような試合を見せていたはずだった。

しかし今季、そのときの充実したプレーぶりは影を潜めてしまった。苦戦するチームの中でいいパフォーマンスを見せられず、32歳という年齢もあってか衰えが指摘されている。

マーカス・ラッシュフォード

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

昨季の成績:35試合17ゴール

今季の成績:33試合7ゴール

マンチェスター・ユナイテッドで苦戦している選手はカゼミロだけではなく、数多くのプレーヤーが不調に陥っている。ただマーカス・ラッシュフォードがここまで転落するとは予想していなかっただろう。

昨季はプレミアリーグだけで17ゴール、カップ戦でゴールを量産して公式戦30ゴールを叩き出した。それはまさにエースストライカーとしての彼が帰ってきたといえるパフォーマンスだった。

ところが今季の彼はまるでそのときの輝きを見せておらず、プレミアリーグでは7ゴールのみ。カップ戦でもFAカップで1点を決めただけだった。この「まだら」なコンディションにより、EURO2024のメンバーからも外れてしまった。

ミゲル・アルミロン

クラブ:ニューカッスル・ユナイテッド

昨季の成績:34試合11ゴール

今季の成績:33試合3ゴール

2019年にアメリカのアトランタ・ユナイテッドからニューカッスルに加入してきたパラグアイ代表のアタッカーは、プレミアリーグで何年もの間素晴らしい活躍を見せてきた選手だ。

そして2022-23シーズンはアラン・サン=マクシマンらと見事なユニットを組んでプレミアリーグ11ゴールという成績を残し、大きな注目を集める存在となった。

今季も10月にはチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝くなどいくつかの強烈なインパクトはあったものの、全体的には低調であった。

ガブリエウ・ジェズス

クラブ:アーセナル

昨季の成績:26試合11ゴール

今季の成績:27試合4ゴール

みんながゲーム上でお世話になった「ウイイレ史上最強戦士たち」

昨季の開幕にあたってマンチェスター・シティからアーセナルにガブリエウ・ジェズスが加入したことは、攻撃面において非常に大きなポイントであった。彼は決してゴールを量産するタイプではないが、様々なことをうまくやってくれる。

しかし2年目を迎えた2023-24シーズンは負傷も多く、うまく機能していない。26試合に出場しているがわずか4ゴールしか記録しておらず、本職ではないカイ・ハヴァーツにもポジション争いで敗れている。

重大なスランプに陥っている彼はコパ・アメリカ2024に挑むブラジル代表のメンバーからも外れてしまっており、難しい状況を経験している。

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