機関銃による空包射撃伴う警備艇訓練 6月に米海軍横須賀基地、国内初か

今回の訓練で使用される警備艇(防衛省南関東防衛局提供)

 米海軍横須賀基地(横須賀市)が6月4~6日の3日間、横須賀港の提供水域内で、機関銃による空包射撃を伴う警備艇訓練を実施することが24日、分かった。同基地司令部からの連絡を防衛省が同日、市に説明した。市によると、こうした警備艇訓練の実施は国内初になるとみられるという。

 同省の市への説明によると、基地内の施設の警備を任務とする憲兵隊が施設警備体制の維持を目的として、「仮想侵略船」への対処を警備艇を使って訓練する。3日間午前9時~午後4時に、同基地12号バース付近の提供水域内で行う。

 同省によると、この警備艇訓練は即応性確保のため必要な基地警備訓練で、米海軍の警備マニュアルに従い米海軍施設での実施が求められているという。ただ、市によると、沖縄県や長崎県佐世保市にある在日米海軍施設ではこれまで実施されていないという。

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