【オリックス】森友哉が9回決勝打「つなぐ気持ちを忘れずに」 古巣・西武撃ちで上昇気流に

オリックス・森友哉

オリックスは24日の西武戦(ベルーナ)に9―6で勝利し、2連勝。チームの借金を「4」へと減らした。

先発・東が2回までに3点を失うなど安定感を欠く立ち上がりとなったが、3回に打線が反撃開始。3者連続四球から一死満塁とし、3番・中川の犠飛で1点を返す。さらに5番・紅林に走者一掃の適時二塁打が飛び出し、一挙4点を奪って逆転に成功した。

その後、同点に追いつかれながらも9回一死一、二塁の好機で4番・森友哉捕手(28)が古巣相手に決勝打を放った。相手守護神・アブレイユの投じた甘いチェンジアップを捉えると、打球は左中間を深々と破って2点を勝ち越し。7回の好機で凡退したものの、再び巡ってきた勝負どころで、きっちり仕事を果たした。

試合後の森は「気負いすぎず、いい感じで打てた」と満足げにコメント。この日は中川・森・紅林のクリーンアップで7安打6打点。これで打線は2試合連続9得点をマークし、明らかに上向きだ。森は「自分が決めるのも大事だけど、紅林も調子がいいので、つなぐ気持ちを忘れずに」と謙虚な言葉を並べた。

中軸が打てば必然的に得点力もアップする。リーグ3連覇の王者・オリックス打線が泥沼の連敗地獄にハマる西武を〝エサ〟にし、ようやく活気づいてきた。

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