【ソフトバンク】今宮健太 敗戦も光った朗希撃ち2安打「もう打ち続けるしかない」

5回にロッテ・佐々木朗希(左)から右安打を放ったソフトバンク・今宮健太

首位ソフトバンクは24日のロッテ戦(ZOZOマリン)に1―3で敗れ、連勝が6で止まった。

直近2試合33得点と好調の打線だったが、相手先発・佐々木朗希投手(22)の前に7回1得点に終わった。160キロを超える真っすぐと、低めにフォークを集められて苦戦。初回に3安打して先制点を奪ったが、2回以降は散発の2安打に封じられた。本調子ならば難攻不落の相手だけに、後に引きずるような敗戦ではない。

収穫だったのは、中軸の前を打つ2番・今宮健太内野手(32)がこの日も複数安打で存在感を放ったこと。5月に入って打撃不振に苦しんだが、21日の楽天戦で猛打賞を記録して、3試合連続安打。この日の2本は佐々木からのマルチ安打だった。「なかなか打ってないんで。もう打ち続けるしかないですから」と、うっぷんを晴らすように快音が戻ってきた。

鷹のV奪回に不可欠な主力の一人。この日の初回、佐々木の初球真っすぐを左前に弾き返して先制点の起点となった安打は、チームを勇気づける一打だった。頼もしい男がまた乗ってきた。

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