イラン大統領ヘリ墜落、攻撃や不正行為の形跡なし=暫定報告

[ドバイ 24日 ロイター] - イラン軍による暫定報告書によると、イランのライシ大統領が死亡したヘリコプター墜落事故に関する調査において、不正行為や攻撃の証拠は今のところ見つかっていない。イラン国営メディアが24日に報じた。

ライシ氏は、イラン最高指導者ハメネイ師の後継者とみられていた強硬派。19日にアゼルバイジャンとの国境近くの山岳地帯で悪天候の中、ヘリコプターが墜落し、死亡した。

報告書によると、標高の高い場所に墜落し炎上したヘリコプターの残骸には、発砲を受けた痕跡やそれに類するものは確認されなかった。「管制塔と乗務員との会話に不審な点は見られない」とも言及。調査の進展に従って、より詳細な情報が発表されると記した。

大統領選挙は6月28日に予定されている。

© ロイター