ウシは男性よりも女性に抱きしめられるのを好むという。人間のストレスや不安を和らげることが示唆されている「ウシへのハグ」だが、新研究で女性がより恩恵を得ることが判明した。
今回人間11人とマグナス、カルムという名前のホルスタインの雄牛2頭を使った研究で、ウシがそれぞれの参加者と、嗅いだり、舐めたり、エサをもらうなど45分に渡って一緒の時間を過ごす実験が行われた。
分析の結果としてウシは男性よりも女性がそばにいることに強い好みを持ち、女性もウシに対してより強い愛着が湧くことがわかった。
同研究を実施したニューヨーク大学のキャサリン・コンピタス博士はこう話す。「この研究でウシによる動物介在セラピーが、人間にとって効果的な治療モデルの可能性があるだけでなく、参加したウシをも豊かにすることがわかりました。ウシの人間への接近や継続的な行動がその証拠となります」
