これが「0.01秒の世界…!」三菱電機が「パズルキューブを最速で解くロボット」ギネス世界記録更新→「意味わからん」「速すぎて見えないw」と反響

三菱電機は5月23日、同社が開発したロボット「TOKUFASTbot(トクファストボット)」が「パズルキューブを最速で解くロボット」のギネス世界記録を更新したと発表しました。

同社によると、これまでの認定記録0.38秒を上回る0.305秒を達成し、5月21日に認定されたそうです。

1秒未満でキューブ全面を揃えるという“目にも留まらぬ早わざ”に、SNS上では「さすがに人間は勝てないか」「0.01秒の世界…!」「速すぎて見えないwww」「意味わからんくらい速い」などと反響が寄せられています。

「速すぎて見えないww」記録達成の様子が話題に

ギネス世界記録の公式X(旧Twitter)アカウントは23日、記録が達成された際の動画を投稿。「記録達成、本当におめでとうございます」と祝福のコメントを添えました。

動画には、三菱電機のチームメンバーのみなさんが固唾を飲んで「TOKUFASTbot」を見守る様子が映っています。奥にはギネス世界記録の公式認定員と思われる人も待機しています。

メンバーの一人が赤いボタンを押すと、ブブッと短い音を立ててパズルキューブが解かれました。まさに一瞬の出来事。

「よっしゃあ……!」というつぶやきの後、現場は拍手に包まれました。中には大きくガッツポーズを取る人も。

この投稿には約1.7万回のリポストと約5.5万件の「いいね」が集まっています。

スロー再生でも速い……!

三菱電機の公式アカウントは同日、X上に「TOKUFASTbot」がパズルキューブを解く様子をスロー再生で投稿していました。

動画は、コーヒーをこぼした瞬間やシャボン玉が弾ける様子など「日常の『あっ』という瞬間」とロボットの動きを同時にスロー再生することで、「0.305秒」の短さを体感できるようになっています。

スロー再生しても約6秒ほどで、パズルキューブは解かれてしまいました。投稿には「#技術の無駄遣い」というハッシュタグも付けられています。

ギネス世界記録更新のロボットとは、一体……?

パズルキューブを解くロボット「TOKUFASTbot」(三菱電機株式会社より) / Via mitsubishielectric.co.jp

ギネス世界記録を更新した「TOKUFASTbot」の正式名称は、「TOKUI Fast Accurate Synchronized motion Testing Robot」。三菱電機の開発担当者が名付けました。

同社によると、「TOKUFASTbot」は回転機構に小型で高出力かつ信号応答性の高いサーボモーターを使用することで、90°回転0.009秒の動作を実現。独自のAIを用いた色認識アルゴリズムを応用し、色味が近くてもキューブの色を正確に識別することができます。

同社のコンポーネント製造技術センター長・吉村裕司さんは、「ギネス世界記録に認定され、技術力向上へのモチベーションもさらに上がり、大変嬉しく思います」「今後もモーター開発で培った技術を活かしたワクワクするような挑戦を続け、世の中のものづくりを支えていきたいと思います」とコメントしています。

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