桜田ひより×細田佳央太 “高校生の妊娠”を真正面から描く話題作に挑戦!火ドラ★イレブン『あの子の子ども』放送

「火ドラ★イレブン」で、桜田ひよりさん主演『あの子の子ども』が放送されます。

このドラマは、第47回講談社漫画賞・少女部門(2023年度)を受賞した、蒼井まもるさんの同名少女漫画を原作とし、「高校生の妊娠」をテーマに、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップルの姿を描いた作品です。

カンテレドラマ初主演となる桜田さんが演じるのは、主人公・川上福(かわかみ・さち)。細田佳央太さんが、その恋人の月島宝(つきしま・たから)を演じます。桜田さんと細田さんは初共演となります。

16歳、高校生。まだ大人じゃない。まだ親じゃない。

そう考えていた“子どものあの子たち”が、予想外の現実を前に、

必死に考え、動き、戦って選ぶ未来とは――

福(桜田)は、ごく普通の高校2年生。幼なじみの恋人・宝(細田)と過ごしたり、友人たちと遊んだり、楽しみにしているドラマや漫画があったりと、平凡ながら不満はない幸せな日々を送っていました。

しかし、妊娠という現実を前に、悩み、葛藤し、もがきながら、自分なりの未来を選んでいきます。

桜田さんは、映画『交換ウソ日記』のヒロイン・黒田希美役で今年3月に開催された第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。公開中の映画『バジーノイズ』では主演を務め、8月公開予定の映画『ブルーピリオド』への出演も控えています。

宝は、福の幼なじみの恋人で、他校に通う高校2年生の陸上部員。駅伝の強豪大学に進学することを目標に、日々、部活に励んでいます。

女手ひとつで自分を育ててくれ、部活の費用も出してくれている母親に心から感謝しており、学校や部活で良い成績を出すことで母親が喜んでくれることをうれしく感じています。

いつからか、どう答えたら相手が喜ぶかを考えてしまう性格で、真面目でやさしく、福のことを心から大切にしています。

細田さんは、『どうする家康』(NHK/2023年)や現在放送中の『95』(テレビ東京)への出演のほか、7月から配信される『七夕の国』(Disney+)で主演を務めています。

原作は第47回講談社漫画賞・少女部門を受賞した話題作

原作は、蒼井まもるさんによる同名漫画。

『別冊フレンド』にて連載中で、2023年に第47回講談社漫画賞・少女部門を受賞し、アメリカの漫画賞2024年アイズナー賞「ティーン向けベスト出版」に最終ノミネートした作品。恋愛の先にある10代の妊娠を描く作品として注目を集め、コミックは現在8巻まで発売されています。

脚本は、『舟を編む〜私、辞書作ります〜』『しずかちゃんとパパ』(NHK)、『ウソ婚』(カンテレ)などを手がけた蛭田直美さん。

音楽は、『ひきこもり先生』(NHK)などを手がけた、haruka nakamuraさん。

監督は、『たそがれ優作』(BSテレ東)、『往生際の意味を知れ!』(毎日放送)などを演出したアベラヒデノブさんがチーフを務めます。

火ドラ★イレブン『あの子の子ども』は、6月25日(火)23時~スタート!毎週火曜23時より、カンテレ・フジテレビ系で放送されます。

<桜田ひより コメント> <桜田ひより コメント>

このお話をいただいたときは、素直にうれしい気持ちと、自分が先頭に立って伝えていこうという使命感を感じました。

みなさんそれぞれ感じ方があって、どれをとっても正解でもないし、不正解でもありません。演じる私たちも、いろんなことを張り巡らせて作っていきますので、みなさんの中でも考えるものが生まれたり、人と話す内容ができたり、横と横のつながりができたりと、この作品をきっかけにいろんなことを感じとっていただけたらうれしいです。

原作を読んで、演じる福の中にある、どこか言葉では表しきれない表情の変化や、それを察知する周りの人たちに胸を打たれました。

そして、相手役が細田さんと聞いたときは、大丈夫だなという安心感が自分の中に芽生えました。まだ一緒に過ごした時間は少ないですが、芯があって、思っていることを言葉にしてくださる方ですし、どんなふうになるんだろうなという想像が膨らむ脚本をいただいたので、細田さんと一緒にその場の空気感や関係性を出していけたら、きっと素敵なシーンになるだろうなと思います。

この作品に携わるすべての方の思いが、少しでもみなさんに届くよう、大切に大切に作りあげます。よろしくお願いします。

<細田佳央太 コメント> <細田佳央太 コメント>

福と宝の高校生カップルの関係性が微笑ましく、学生であるみなさんにはより近く感じていただけると思いますし、このドラマを見て同じ悩みを持っている方の背中を押すきっかけになったら、それ以上のことはありません。

親世代の方にも見ていただきたいですし、ドラマを見て家族間での会話が増えたらうれしいなと思います。

僕が演じる宝は、育ってきた境遇が似ている部分はありますが、格好良くてしっかりした男の子なので、どうやって価値観を自分とすり合わせていくか考えています。

悩んでいたり不安な気持ちがあったりする男の子にも、こういう選択肢があるんだよ、こういうことができるんだよ、といったことを自分なりに男性目線でも伝えられるよう、原作が核にしているところを大切に、とにかく全力で向き合っていきたいと、やる気に満ちています。

主演の桜田さんとは初共演ですが、彼女のお芝居に負けないよう、自分が遅れをとらないように頑張ります。何より一緒にお芝居をするのが楽しみです。

スタッフのみなさん含め、撮影前から熱量の高さを感じているチームで、こういった難しくも繊細なテーマを描くのに、みなが同じ方向を向いています。

よりよい作品にして、みなさまにお届けできるよう精一杯頑張りたいと思いますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください。

<蒼井まもる(原作)コメント> <蒼井まもる(原作)コメント>

桜田ひよりさんと細田佳央太さんには、難しい役を引き受けていただき恐縮しておりましたが、この漫画においてのキャラクターを深く掘り下げ、分析し、役割について考えてくださっていることをうかがい、今はただただ感謝しています。

実写というものは、とてつもない力を持っていると認識しています。その力がどのように作用するか想像を巡らせながら、一視聴者として放送を待ちたいと思います。

<岡光寛子(プロデュース)コメント> <岡光寛子(プロデュース)コメント>

若年層が気軽に触れられる少女漫画で、恋愛の先の性、そして高校生の妊娠というテーマを真摯(しんし)に描く原作に感銘を受け、「ラブ」をテーマとしている火ドラ★イレブン枠で、ぜひドラマ化したいと思いました。

突然ふりかかった“なかったことにできない”現実に、もがき、葛藤し、得体の知れない感情に揺れ動く高校生たち。

主演は、持ち前の愛くるさと底力のすごみ、独特の温度感の儚(はかな)さに心惹かれる桜田さん。共演は、やさしさと強さを兼ね備え、あらゆる人の心に刺さるお芝居で魅了する細田さん。

お二方が演じる福と宝と一緒に悩みながら、大切に丁寧に紡いでいきたいと思います。ひっそりと、でも繰り返し見てもらえるような、誰かの密かな宝物みたいなドラマにしたいです。

<番組概要> <番組概要>

火ドラ★イレブン『あの子の子ども』

放送日時:6月25日(火)23時~スタート!毎週火曜23時~

原作:蒼井まもる『あの子の子ども』(講談社『別冊フレンドKC』刊)

脚本:蛭田直美

音楽:haruka nakamura

監督:アベラヒデノブ、山浦未陽、松浦健志

プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、伊藤茜(メディアプルポ)

(敬称略)

制作協力:メディアプルポ

制作著作:カンテレ

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