古谷徹の〝レジェンド特権〟通用せず… 「不倫で厳罰」業界最王手が示した新ルール

不倫報道のあった古谷徹

レジェンド声優の古谷徹(70)の〝不倫騒動余波〟に声優業界が騒然となっている――。

古谷は不倫報道を認め、8月11~12日に京都・舞鶴引揚記念館で開催される「朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還『約束の果て』」を降板。さらに24日、今年7年目のSHOWROOMの番組「古谷徹のほっこりThanksroom」の終了を発表した。

過去、〝裏方〟として扱われてきた声優はプライベートに関しては不問に付されることが多かったが、近年はタレント化が進み、そうも言っていられなくなってきた。実際にここ数年で複数の人気男性俳優が不倫を報じられた。それでも一時的な活動休止や活動制限などで復帰を果たしている。

そんななか、古谷が所属する業界最大手の「青二プロダクション」は厳しい姿勢を打ち出した。事務所を支えたレジェンドに対し「声優としての自覚と責任に欠けた行動であり、決してあってはならないことです」と断罪する声明を即座に発表した。

もっか注目されているのは、アニメ「名探偵コナン」の安室透役だ。ストーリーに欠かせぬ役どころだけに、関係先との協議が必須ではあるが、ここで出た結論が今後の声優界に影響を及ぼしそうだ。

「老舗で最大手の一つである青二プロダクションは所属声優のプライベートへの指導と監督に動き出している。今までの業界の〝常識〟よりも厳しくなるとみられており、今後の声優スキャンダルの対応は『青二基準』『古谷基準』となるのではないか」(声優事務所幹部)

業界ではいまだ女遊びの激しさを心配されている人気声優がおり、「肝を冷やしている」との声も漏れ伝わる。果たして、声優業界は今度こそ生まれ変わることができるか。

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