【バスケ】金近廉 パリ五輪代表生き残りへ気合「さらにバスケは人気に…自分がその中心に」

バスケ男子日本代表合宿で、取材に応じた金近廉

バスケットボール男子の金近廉(21=千葉)が、パリ五輪代表入りへ決意を新たにした。

日本代表は20日から、若手選手を主体とする第1次強化合宿をスタートさせた。24日に行われた公開練習後、取材に応じた金近は「トムさん(ホーバスHC)に『すごく細かいところを意識して』みたいな感じで説明してやってもらっているので、すごくためになる。僕よりも年下の子が多いけど、そういったメンバーともコミュニケーションをしっかり取りながらやれている」と充実感を漂わせた。

現在、国内でのバスケットボールへの注目度が急上昇中。日本代表は昨年のW杯でパリ五輪への出場を自力で決めると、今季のBリーグ観客動員数も歴代最高の数字を記録した。そんな雰囲気を、金近も感じ取っている。「僕が高校生や中学生ぐらいの時に見ていたBリーグとは全く違う。それこそ沖縄でアウェーでもジェッツのファンの人は見に来てくれる。やっている側としてもすごく楽しいというか、素晴らしい環境でやらせてもらってる」と感謝の思いを口にした。

W杯では落選した悔しさを胸に、パリ五輪選考レースを勝ち抜く覚悟だ。「(五輪で)さらにバスケは人気になると思いますし、自分がその中心になれればいい。特に米国はもう完全に優勝を狙いに来てるメンバーで、試合ができたら楽しい。そのチャンスがあるので、しっかりつかみ取りたい」と力を込めた。

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