悠仁さま「学習院大進学」が急浮上のワケ…警備を担う警察と宮内庁の間で不協和音

秋篠宮さまご夫妻と佳子さまと悠仁さま(右)/(代表撮影)

【秋篠宮家の学校選び】#15

「今の流れだと最終的な選択が学習院大になっても不思議ではない」と話すのは宮内庁OB。大学進学先として東大や筑波大が有力視される悠仁さまだが、秋篠宮家がこれまで避けてきた学習院が急浮上しているという。「秋篠宮さまも紀子さまも世間の目を非常に気にされる」からだ。「半ば強引とも思えるやり方」で超進学校の筑波大付属高校に入学した悠仁さま。ここでさらに東大に進学ということになれば、さまざまなウワサが飛び交うのは避けられない。

さらにネックとなっているのは警備問題。学習院以外の大学に進むとなると、新たな体制を組む必要に迫られる。ところが、警備を担う警察と宮内庁の間で不協和音が起こっているというのだ。そうした中、週刊文春(5月23日号)が秋篠宮家と警察がしっくりきていない現状を報じた。警察庁から出向していた秋篠宮家を支える皇嗣職宮務官の一人が任期を終え依願免職。後任には外務省からの出向者が充てられ、警察出身の皇嗣職宮務官はゼロになった。警察庁側が派遣するのを避けたのである。出向者が紀子さまの不興を買うこともあり、ギクシャクしていた。

「秋篠宮家が求めるハードルが高く、警察に限らずプロパー職員でも一家に直接関わる部署に行きたがらないのは事実」と前出の宮内庁OBは話す。現役の職員から愚痴を聞かされることも少なくないという。そして一番問題となるのが悠仁さまの警備なのである。

■秋篠宮家が求めるのは「目立たない警備」

「秋篠宮夫妻は2人とも目立たない警備を強く求めている。ミスは絶対犯せないと厳重な体制を組みたがる警察と、宮家の要請を何とか聞き入れなければという宮内庁の間もおかしくなっている」

現在の危うい状況を説明する宮内庁OBだが、こうした要求を出したのは秋篠宮家が最初ではない。1985年、英国留学から帰国した現天皇の徳仁さまが会見の中で警備問題に言及している。

「日本の警察は英国に比べ、ちょっと警備が過剰。国民と皇室を隔てるものであってはいけないと考えている」と発言。「率直さがにじみ出ていて好感が持てた」と振り返るのはベテランの皇室記者。

「会見でお妃の条件を尋ねられた徳仁さまは『ニューヨークのティファニーであれやこれや買う人は困る』と答えて記者たちを笑わせた。こうした余裕が今の秋篠宮家からは感じられない。警備問題に触れる際もどこかギスギスして周囲を萎縮させてしまう」

悠仁さまが大学に進学して、新たな警備体制を築く必要が出た時に「非常に困難な局面を迎える可能性が高い」と宮内庁OBは心配する。

「ならばいっそのこと、宮内庁も警察も十分な経験を持つ学習院大でもいいのではないかという声が出ていて、秋篠宮さまも揺れていると聞く。ただし、決めるのは受験するご本人ですが」(同OB)

天皇への道を歩み続けなければならない悠仁さまにとって、警備問題を抜きに進学先を決めるわけにはいかず、選択肢は限られている。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

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