京都、元U17ブラジル代表マルコス獲得か「移籍金1.6億円で合意」サポ団体声明も

京都サンガのユニフォーム 写真:Getty Images

明治安田J1リーグでJ2降格圏の最下位に沈む京都サンガ。今月26日に第16節の名古屋グランパス戦を控える中、ブラジル1部ECジュベントゥージからブラジル人DFゼ・マルコスを獲得することで合意したと報じられている。

現在26歳のマルコスは、身長188cmで左利きのセンターバック。U17ブラジル代表の主将としてFIFA U17ワールドカップに臨んだほか、セルビア1部レッドスター・ベオグラードのセカンドチームをはじめ複数の欧州クラブでプレーした経験を持つ。また2019年の母国復帰以降は、アヴァイFC、クリシューマECと渡り歩き、2023シーズンからECジュベントゥージに在籍。加入1年目はブラジル2部リーグで26試合にスタメン出場するなど、1部昇格に貢献。今季もリオグランデ・ド・スル州選手権で決勝までのほぼ全試合でスタメン出場しているほか、ブラジル1部リーグ戦でも4試合中3試合で先発に名を連ねている。

引き続きECジュベントゥージの主力選手として活躍しているマルコスだが、ブラジルの移籍ウィンドウに精通しているヴェネ・カサグランデ記者は今月24日に「ECジュベントゥージはマルコスを移籍金100万ドル(約1億6000万円)により、京都サンガへ放出することにより合意した」とリポート。同選手とECジュベントゥージの契約が今年12月まで残っていたことを紹介した上で、「彼は京都と3年契約を結ぶ予定だ」と綴っている。

京都は今季開幕から黒星が先行すると、今月3日開催の第11節FC東京戦から5連敗。失点数がリーグワーストの「29」であるだけに、守備陣の補強に動いた格好だ。

また曺貴裁監督の進退報道も飛び交う中、同クラブのサポーター連合会は24日、クラブとの意見交換会を28日に開催することを発表。くわえて大熊清ゼネラルマネージャー招へいとクラブの意思表明を踏まえ、現状確認と今後の方針の説明の場を設けるように、クラブに説明を求めているという。

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