総合診療科とリハビリ科を新設へ 奥州市新医療センター

 

 奥州市は、新医療センターに総合診療科とリハビリテーション科を新設する方針だ。総合水沢病院の10診療科の基本的な機能は引き継ぐ。病床規模は、地域の人口減少などを背景に同病院より少ない80床とするが、将来的な拡張の可能性を考慮し、計100床程度を設置できるスペースを確保する。

 総合診療科は、多様な疾患や健康不安を抱える高齢者らを想定し、体の症状だけでなく生活背景を含めて総合的に診療する。大学病院との連携を強化し、専門医確保も進める。

 リハビリ科は、治療後の患者の早期在宅復帰をサポートする。整形外科の専門医の確保や理学療法士、言語聴覚士などの計画的な雇用拡充を図っていく。

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