沖縄県内の大学生らにアルバイトの紹介事業を手がけていた「学生情報沖縄」が破産手続きに入り、学生への給与未払いが発生している問題で、沖縄国際大学は24日までに学生の被害状況の調査を始めた。24日時点で約50人から相談があるという。
大学は23日、学内専用のポータルサイトに被害状況を確認するためのウェブアンケートを掲載。実態を確認するため、被害に遭った学生に回答するよう呼びかけている。
また、労働基準監督署と、同社の代理人を務める法律事務所にも相談した。大学の担当者は「大学としてどんな支援が可能か分からないが、情報があれば学生へ伝えたい」と話した。
同社は21日付で、登録している学生らに「業務継続は不可能と判断した」との文書を送付。バイト代の未払いが多く発生しており、同社代理人に相当数の相談が寄せられているという。被害額などは未定。同社ホームページには学生の登録数は7千人で、特に琉球大と沖縄国際大の学生が多いと記載されている。(社会部・大野亨恭)
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