酒気帯び運転町議に辞職促す、岐阜・川辺町議会「許されない、自らけじめを」 町議とは連絡取れず

佐伯瞬容疑者

 岐阜県加茂郡川辺町議会は、町議の佐伯瞬容疑者(36)が道交法違反(酒気帯び運転)で逮捕されたことを受け、24日に全員協議会を開き、佐伯容疑者に議員辞職を促すことを全会一致で決めた。

 佐伯容疑者は22日未明、愛知県小牧市で飲酒運転でトラックと衝突事故を起こして小牧署に逮捕された。同町によると逮捕以降、佐伯容疑者と連絡が取れない状態が続いているという。

 全員協議会では、佐伯容疑者の今回の行動が、町議会議員政治倫理条例などに抵触するとして、議員辞職を促すことを全会一致で決めた。

 協議後、取材に応じた桜井真茂議長(59)は「飲酒運転は決して許されることではない。町民におわびしたい」と謝罪し、佐伯容疑者に対しては「自らけじめをつけるべきで、本人から辞職願が出るのをまずは待つ。辞職の意思がないのであれば、議長、副議長が本人と面会し、辞職を勧告する」と説明した。

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