築98年の木造校舎で思い出、語り合って 愛川町が高齢者の認知症予防事業

古い木造校舎の「懐かしの学び舎」で思い出話に花を咲かせた参加者のお年寄り=愛川町半原(同町提供)

 100年近く前の1926(大正15)年に建設された愛川町立半原小学校(同町半原)の旧木造校舎の教室で20日、お年寄りに思い出話を語り合ってもらう「高齢者交流事業」が行われた。思い出を話すことで認知症の進行予防や精神的安定などに良いとされる「回想法」を用いた事業で、同町が主催。町内の各老人クラブ会長と女性会員ら66歳から86歳までの37人が参加した。

 旧木造校舎は、古い木の机やいすをそろえて昔の教室を再現した「懐かしの学び舎(や)」として町が保存・活用している。

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