サッカー=バルセロナがシャビ監督解任、退任撤回から一転

[マドリード 24日 ロイター] - サッカーのスペイン1部、バルセロナは24日、シャビ・エルナンデス監督(44)を解任した。1カ月前には来季の続投が発表されていた。

バルセロナは声明で「本日金曜日、ジョアン・ラポルタ会長がシャビ・エルナンデスに対し、2024─25年シーズンのトップチーム監督の継続はないと通告した。バルセロナはシャビの選手としての、チームキャプテンとしての比類なきキャリアと同様に、監督としての仕事に感謝し、今後の成功を祈っている」と語った。

シャビ監督は今年1月に今季限りで退任する意向を示したが、4月にラポルタ会長の自宅で会談した結果、退任を撤回し、クラブの定めた条件に従って残留することに同意していた。

バルセロナ下部組織出身のシャビ監督は現役時代、同クラブで17シーズンを過ごし、767試合出場で25の主要トロフィー獲得に貢献。指揮官として21年末に3年契約を結んだ。

初のフルシーズン指揮となった昨季は同クラブを4年ぶり27回目のリーグ優勝に導いた。しかし今季はスペイン・スーパーカップやリーグ戦でライバルのレアル・マドリードの後塵を拝し、国王杯や欧州チャンピオンズリーグ(CL)はベスト8で敗退した。

シャビ監督はSNSに公開された書簡で「生涯のクラブを離れるのは決して簡単ではないが、第二の家のようなロッカールームのトップを2年半務めたことは大きな誇り。(最後の指揮となる)日曜日から、私はスタンドで見守るファンになるだろう」と述べた。

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