「親愛なるクレたちへ」…撤回から一転の解任劇、チャビ氏がメッセージ

バルセロナ指揮官を退任するチャビ氏[写真:Getty Images]

バルセロナ指揮官を辞するチャビ・エルナンデス氏がファンにメッセージを発信した。

今年1月に成績不振を理由にシーズン終了後の辞任意向を明らかにしたチャビ氏。そこからチームの復調にジョアン・ラポルタ会長の続投要請も相まって、4月に翻意して来季も指揮が決まったが、一転して退任の運びとなった。

今月中旬にクラブの財政面を突いた発言がラポルタ会長の逆鱗に触れ、異例の解任劇となるチャビ氏は26日に敵地で行われるラ・リーガ最終節のセビージャ戦がラストマッチとなるなか、自身のインスタグラムに別れの言葉を綴った。

「親愛なるクレたちへ、バルサのベンチで過ごす時間は日曜日で終わる。人生のクラブを離れるのは決して簡単じゃないが、第二の家族のようなドレッシングルームの長を2年半を務められ、非常に誇りに思う」

「常に側にいてくれ、選手時代と同じように愛情を注いでくれたファンの応援に感謝したい。日曜日が終わればオリンピック・スタジアムで、数カ月後のカンプ・ノウで、スタンドにいるファンの1人になる」

「私も選手や監督である前にバルセロナのサポーターであり、生涯のクラブのベストだけを望むのだから。素晴らしい選手、スタッフと働き、彼らのおかげで、昨季はリーグとスーパーカップを制する最高の結果を残した」

「今季は思うようにいかなかったが、懸命に働き、ラ・マシアからバルセロナのファンをワクワクさせる新世代の若き選手を育てられた」

「本当にありがとう。ファン、選手、スタッフ、職員、会長、理事会、スポーツディレクター、メディア、そしてこの2シーズン半をともに歩んだすべての人に。心のクラブの幸運を祈る。バルサ万歳」

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