「安全第一の心を継承」京都・亀岡市危険物安全協会が創立50周年式典

亀岡市危険物安全協会の設立50周年記念式典であいさつする西田会長(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 京都府の亀岡市危険物安全協会の創立50周年記念式典が、ガレリアかめおか(余部町)で開かれた。加盟する事業者ら約70人が集い、大事故がなかった半世紀の活動を振り返るとともに、安全第一への決意を新たにした。

 同協会は、ガソリンや灯油など可燃性が高い危険物を扱う市内の84事業者で構成する。1975年に府危険物安全協会亀岡支部として発足し、85年に現在の名称になった。

 21日にあった式典で、西田廣道会長は「(50年間)亀岡市内では重大事故は発生していない。先輩方から安全第一の心を継承してきたたまもの」と強調。一方、全国的には今も事故が相次いでいるとして「安全第一の高い意識を持った人材育成が最重要の課題だ」と指摘した。

 半世紀の歩みを振り返るスライドショーが上映されたほか、市と府危険物安全協会連合会から同協会に感謝状が贈られた。

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