元Jリーガーから苦言も!DAZN同時視聴制限巡り批判殺到「順番が逆」

DAZN 写真:Getty Images

明治安田JリーグやAFCチャンピオンズリーグ決勝の横浜F・マリノス対アル・アインなど、複数のスポーツコンテンツを配信している『DAZN』は、月額料金値上げや広告の多さで批判を浴びる中、「同時視聴制限」のサービスでも苦情を受けている。

DAZNは今年2月14日から3年連続となる月額料金値上げを実施するとともに、同時視聴制限を開始。DAZNヘルプの公式Xアカウントは同月23日深夜に「同時視聴制限に関するポップアップ表示でご不便をおかけしており申し訳ございません。2024年2月14日以降、複数端末にて同時視聴される場合、1IP接続に制限されるようサービス内容が変更させていただいております」と案内しているが、これを把握していなかった契約者から「ロケーションの追加ができない」という苦情が殺到。DAZNヘルプの公式Xアカウントは「追加機能の購入に関しまして、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。 本案件に関しては、現在至急確認を行っている段階でございます」と回答していた。

同時視聴制限を巡る騒動から3か月が経過した今月24日、DAZNヘルプの公式Xアカウントは「“追加機能 1ロケーション&1同時視聴”について、各種ギフトコードをご利用のお客様にもご購入いただくことが可能となりました」とアナウンス。「マイアカウントの“アドオン”タブから“追加機能”をお選びいただきご購入いただけます。実装までお待ちいただきありがとうございました」と投稿しているが、これにも「追加機能を実装してから同時視聴制限をすべき」「順番が逆」「なぜ改悪したのに、待ちに待った機能みたいに言うのか」などと、追加機能に関する批判が殺到。

UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、プレミアリーグの配信終了、月額料金値上げ、広告数の増加、DAZNガールズ発足と契約者のニーズに沿わない施策が多いだけに、「DAZNはユーザー舐めている」「Jリーグの放映権を手放してほしい」といった声も挙がっている。

なおDAZNの同時視聴制限を巡っては、元Jリーガーから苦言も。かつてサガン鳥栖、横浜FC、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、レノファ山口でプレーしていた武岡優斗氏は今年2月25日にXで「家で誰もDAZN見てへんのに、外で携帯でDAZN見ようとしたら、『同時視聴なんたら』とか出まくる。w」と事象を報告。「調べるとIPアドレスどうのこうのって。(そもそも、誰も見てへんし同時視聴してへんのに何で?誰か教えて笑)」「不便過ぎて、流石にしんどいなw 一体誰得なんやろ」と疑問を投げかけていた。

日本サッカー協会(JFA)やJリーグとの交渉の末に、ACL決勝2ndレグの無料生中継が決まったとはいえ、いまだに多くのスポーツファンがDAZNに厳しい目を向けている。

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