皇學館中学生 台湾生徒と交流 巻き寿司作りや琴演奏 三重

【一緒に巻きずし作りを楽しむ皇學館中と台湾の生徒ら=伊勢市の皇學館中学校で】

 【伊勢】三重県伊勢市の皇學館中学校の生徒らが23日、教育旅行(修学旅行)の一環で来校した台湾・高雄市の中学生らと、巻きずし作りや琴の演奏などを通じて交流した。

 来校したのは、高雄市の3つの市立中学校の3年生19人。皇學館中の2、3年生29人が一行を歓迎した。

 歓迎式では、皇學館中の日本文化部の生徒が琴の演奏を披露。台湾の生徒も演奏に挑戦した。台湾の生徒が、クイズ形式で母国について紹介する場面もあった。

 続いて、和食の巻きずし作りで交流。グループに分かれ、英語と身ぶりでコミュニケーションを取りながら、巻きすにのりをのせ、酢飯を広げて、ツナやキュウリ、ニンジンなどを巻いて太巻きを作り、一緒に味わった。食後は、隣接する皇學館大学の神道博物館を一緒に見学し、神道や日本文化に触れた。

 参加した皇學館中2年の小林なな子さん(13)は「言葉が大変だったけど、英語と身ぶりで伝わった時はうれしかった。台湾のことも知ることができてよかった」と話していた。

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