千賀滉大に上腕三頭筋の炎症が判明 指揮官は軽症強調も復帰は6月以降

千賀滉大

右肩の張りで60日間の負傷者リスト(IL)に入っているメッツ千賀滉大投手(31)の復帰が早くても6月にずれ込むことが24日(日本時間25日)に明らかになった。AP通信などが報じた。

メッツのメンドーサ監督は本拠地ニューヨークでのジャイアンツ戦前に行われた定例会見で千賀のブルペン投球練習を行ったのかと問われ、「投げていない。彼は昨日、私のところにきて彼はまだ右上腕三頭筋に違和感を覚えていると言った。それで今日、わかった、色々と診ておこう、ということで彼はMRI検査を受けたところ、神経に小さな炎症があることが分かった。それで彼は(痛み止めの)コルチゾン注射を打った。つまり今後3~5日間はシャットダウン(でノースロー調整)になるが、(この処置で)上手くいくことを望んでいる」と説明した。

また、MRI検査については「(患部の)肩だけではなく、ヒジ、(身体)全体で何か見落としていないか(検査を受けて)確認した。グッドニュースは、ただの炎症だということ」と前向きに話した。

千賀は19日(同20日)にブルペンで投球練習を行う予定だったが右上腕三頭筋に張りを訴えたため回避。21日(同22日)に軽いキャッチボールを行ったが、状況は変わらず。この日はフィールドにも姿を現さなかった。

指揮官は今後の見通しについて「状態が良ければキャッチボールを再開し、強度を上げながら距離を90フィート(約27・4メートル)、120フィート(約36・6メートル)と伸ばして、長い作業になるが、それから(ブルペンの)マウンドに上がる必要がある。我々は彼(の状態が回復する時期)を待ちたい」と話した。復帰時期は不透明だ。

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