サッカー=ラニエリ氏が監督業引退へ、レスターで岡崎らとプレミア制覇

[24日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグでレスター優勝の衝撃的な番狂わせを演出したことで知られる、イタリア人指揮官のクラウディオ・ラニエリ氏(72)が監督業から引退することを表明した。

ラニエリ監督は2016年、昇格1年目だった前年の成績が振るわずに前評判の高くなかったレスターを奇跡的なリーグ初制覇に導いた。新加入だった岡崎慎司は守備でも奮闘する献身的なプレーで歴史的サプライズを支えた。

監督キャリアでは、ユベントス、ローマ、インテルといったイタリアの名門クラブを率いたほか、プレミアリーグでチェルシー、フラム、ワトフォード、スペイン1部でバレンシアやアトレチコ・マドリードの指揮官も務めた。最後はカリャリ(イタリア)で采配を振るった。

ラニエリ監督は23日に記者団に対し、「何事にも始まりと終わりがある。スタートした場所でこのような終わりを迎えることは夢見ていたことであり、その夢は素晴らしいものだった」とコメント。

そして「幸運はやってくるものではなく、自分でつかみにいかないといけない。私はラッキーな男だった。選手としては素晴らしい王者ではなかったが、指導者として多くの喜びを手にした。サッカー界にいられたことは光栄だった」と振り返った。

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