【多年草ガーデニング】湿気に強い梅雨の花!植えっぱなしで毎年梅雨に美しい花が咲く多年草3選

植物の梅雨越し<3つのコツ>も紹介します【ガーデニング豆知識】

もうすぐジメジメした梅雨がやってきます。

「梅雨の時期になると毎年植物が枯れてしまう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そのような方には、梅雨の時期に美しい花を咲かせてくれる多年草がおすすめ。比較的湿気に強く、植えっぱなしでも毎年梅雨にお庭が明るくなるような花が楽しめますよ。

この記事では、梅雨に美しい花が咲く多年草3選を、参考価格とともにご紹介します。また、植物の梅雨越しがしやすくなる3つのコツも合わせてお伝えするので、ぜひ梅雨ガーデニングの参考にしてくださいね。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「湿気に強い梅雨の花」

【写真など1枚目/全5枚】梅雨空の下でも鮮やかな花を咲かせる「ホリホック(タチアオイ)」他、2枚目以降の写真で「湿気に強く、梅雨に美しい花を咲かせる多年草」を紹介します!
  • アスチルベ
  • アガパンサス
  • ホリホック(タチアオイ)

美しい梅雨の花!梅雨が楽しみになる植えっぱなしOKの多年草3選

アスチルベ[落葉]

雨露をたたえた美しいアスチルベの花

アスチルベは梅雨から秋にかけて、ふんわりとした花を咲かせます。花色はピンク、白、赤など。優しい色合いのお花が多いので、ナチュラルガーデンやかわいらしいお庭をつくりたい方におすすめです。

湿り気のある半日陰を好み、多湿に強く、雨に濡れても花が傷みません。しっとりとした日陰の空間を、優しく彩ってくれますよ。

開花前と花後に有機肥料や化成肥料を適量与えると、花付きがよくなります。梅雨が明けたら乾燥に注意して育てましょう。

※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)

アガパンサス[常緑・落葉]

アガパンサス

アガパンサスは、まっすぐ伸ばした花茎の上にボリュームある花を咲かせる梅雨の花。花色は定番の青のほか、白やピンクなどで、じめじめした季節のお庭を爽やかな雰囲気にしてくれる、梅雨空が似合うお花です。

草丈の高い品種が多く、夏花壇の背景や玄関横の植栽スペースにおすすめ。切り花にすると1本だけでも見ごたえ十分で、涼しげなインテリアになります。

常緑種は暑さに強く、暖地向き。落葉種は寒さに強く、寒冷地向きです。どちらも日当たりのよい場所から半日陰でよく育ちます。

※参考価格:350~1000円前後(3.5~4号ポット苗)

タチアオイ(ホリホック)[落葉]

タチアオイ(ホリホック)

梅雨の初めに咲き始め、梅雨が終わるころ花が咲き終わるタチアオイは、アオイやハイビスカスに似た、夏らしい鮮やかな花を咲かせます。

まっすぐ伸びた花茎にたくさんの花が咲く様子は南国ムードたっぷりで、ジメジメした季節に元気をくれる梅雨の花です。

草丈が高いので、花壇の背景やお庭の外周で楽しむのがおすすめ。風で倒れやすいので、支柱を立てておくと安心です。品種によって花色や花形がさまざまで、一年草の品種もあるため、確認してから購入してください。

日当たりと風通しのよい場所でよく育ちます。花がすべて咲き終わったら、花茎を切り取りましょう。

※参考価格:250~1200円前後(3~3.5号ポット苗)

もう枯らさない!植物の梅雨越し3つのコツ

水はけのよい土に植える

雨のたびに水たまりができて、なかなか水が引かない水はけの悪い土は、植物の根が腐りやすく枯れる原因になります。腐葉土を混ぜ込み、水はけのよい土に改良しましょう。

風通しをよくする

風通しの悪い場所は蒸れて病虫害が発生しやすく、植物が弱る原因に。風通しのよい場所に植えるのはもちろんのこと、梅雨前に込み合っている枝を間引いて切り戻しを行い、株内の風通しをよくしておきましょう。

花がら摘みと枯葉除去

花が終わって落ちた花びらや枯葉をそのままにしておくと、湿気で腐り、病気の原因になります。梅雨時はとくに、こまめに花がら摘みと枯葉除去を行うと、梅雨越ししやすくなります。

まとめにかえて

植えっぱなしで毎年楽しめる、梅雨の時期に美しい花が咲く多年草3種と、植物の梅雨越しがしやすくなる3つのコツをご紹介しました。植えてみたい梅雨の花はありましたか?

ジメジメして悪天候が続く時期は気分が沈みがちですが、梅雨だからこそ楽しめるお花を植えると、梅雨が楽しみになるかもしれませんよ。

この記事を参考に、梅雨もお花を楽しみながら、ジメジメした季節を乗り切りましょう!

【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?一年草とどこがちがうの?

多年草ってどんな植物?一年草とどこがちがうの?

さいごに多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

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