北海道情報大学、千歳科学技術大学と包括連携協定を締結

北海道情報大学と千歳科学技術大学は教育と研究に関する包括連携協定を結んだ。半導体分野の人材育成やインターネット上で学べるeラーニングの推進など、両校の特徴を生かして連携を深める。

協定の調印式は北海道千歳市の千歳科学技術大学であり、北海道情報大学の西平順学長、千歳科学技術大学の宮永喜一学長が協定書に署名した。西平学長は「生成AIなど最先端の情報技術を駆使できる人材を育て、地域に送り出したい」、宮永学長は「学生や社会が求める情報科学系分野を強化するため、プログラムを進めたい」などと述べた。

協力事項は、教育活動の推進、共同研究の実施、教育・研究設備の相互利用、学生や教職員の交流など。具体的なプログラム内容は今後詰める。

千歳科学技術大学は公設民営の私立大学として1998年に開学、2019年に公立へ移行した。理工学部と大学院理工学研究科がある。千歳市でラピダスの次世代半導体工場が建設されており、半導体人材が必要になることを見越し、4月に半導体人材育成に向けて「シリコンリサーチセンター」を開設した。

北海道情報大学は1989年開学の私立大学。北海道江別市に本部を置き、経営情報、医療情報、情報メディアの3学部と大学院経営情報学研究科を持つ。1994年に通信教育部を設置し、eラーニングに早い時期から取り組んでいる。

参考:

【北海道情報大学】北海道情報大学と公立千歳科学技術大学が包括連携協定

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