猛暑避け2か月前倒し5月開催 相馬野馬追開幕 騎馬武者行列練り歩く 福島

福島県浜通りで毎年7月に行われてきた伝統行事「相馬野馬追」は、猛暑の影響で2か月前倒しになり25日初日を迎えました。

相馬野馬追は平安末期に平将門が軍事訓練を行ったのが始まりといわれ、千年以上続く伝統行事です。福島県相馬市の相馬中村神社で行われた出陣式には、地元の騎馬武者約50人が集まりました。出陣式では総大将を努める相馬家33代当主の孫、相馬言胤さん(15)を中心に騎馬武者行列が南相馬市の雲雀ヶ原へと向かいました。毎年7月下旬に開かれてきた相馬野馬追は去年、猛暑の影響で83人が熱中症で救護され。ウマ2頭が死んだことなどを受け、今年から暑さを避け、2か月前倒しで開かれました。

初日の25日、福島県相馬市の最高気温は22.3℃で、去年開催2日目7月30日の35.2℃と比べて10℃以上下回りました。

地元相馬市の人 「出る人も馬も最高の状態じゃないですか良かったと思います5月で」

相馬野馬追は27日まで開かれ、26日は南相馬市雲雀ヶ原で祭りの呼び物、神旗争奪戦や甲冑競馬が行われます。



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