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福山市が、解体中の旧市体育館について、中が「らせん階段」になった柱1本を残し、展示場にする方針を固めたことがわかりました。
1968年に竣工した旧福山市体育館は、特徴的な構造形式でしたが、2015年度の診断で耐震強度の不足が判明。市は、利活用は困難と判断して、去年10月から解体を進めてきました。
一方、関係者によりますと、中にらせん階段のある柱だけにすれば耐震性があると分かり、市は、南東の1本を体育館の記録として残す方針を固めました。
柱は直径がおよそ7メートル。高さは、20メートルほどあり、うち8メートルまでらせん階段が続きます。
おどりばのような平坦なスペースが途中に3カ所あり、そこに、建設時の図面や写真などを展示、展望スペースも設ける予定です。
体育館の周辺では、老人大学などを集約した「(仮称)まちづくり支援拠点施設」を来年から再来年にかけて整備予定で、柱の改修もその期間に合わせて行われる見込みです。