春季近畿高校野球、社は大敗 天理に0-11 先発福田がつかまる

社-天理 天理打線につかまり6失点した5回表、マウンドに集まる社の選手たち=25日午前、明石トーカロ(撮影・大田将之)

 高校野球の春季近畿地区大会は25日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開幕し、第1試合で春季兵庫県大会王者の社は1回戦で奈良県大会1位の天理に0-11で大敗し、4強入りを逃した。

 社は両チーム無得点で迎えた五回、先発福田海晴投手がつかまり、タイムリーや押し出しで4失点し、イニング途中で降板。ピンチで救援した笹倉大智投手も味方の失策とタイムリーから2点を失った。九回途中から継投した岩井秀耶投手、満田惇志投手も5点を奪われた。

 打線は天理の先発麻田悠介投手の前に七回まで無安打。八回に四球と暴投の後、尾崎寛介主将のチーム初安打などで満塁としたが、3番西垣琉空(りく)捕手、4番長谷川佑守(ゆうま)右翼手が連続で倒れ、得点できず零敗した。

 第2試合では兵庫3位の明石商が京都1位の京都国際と準決勝進出を懸けて対戦。勝者は6月1日の準決勝で天理と戦う。

 兵庫2位の須磨翔風は5月26日、第2日の第1試合で、大院大高(大阪)と1回戦を戦う。

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