ウオーターサーバーが無料の理由とは?
ウオーターサーバーが無料なのは「レンタル代」のみのケースが多く、水代や電気代は自身で支払いする必要があります。また、業者によっては設置費用や維持費がかかるケースもあるため、「無料だから」と言われても安易に契約してはいけません。
ウオーターサーバーを契約すれば利用者は必ず水を購入するため、事業者はその高品質な水代で利益を出しています。では、ウオーターサーバーとペットボトルではどちらがお得なのでしょうか。以下で見てみましょう。
ウオーターサーバーとペットボトルはどっちがお得?
図表1で、ウオーターサーバーとペットボトルにかかる一般的な価格から、おおよその水代を比較してみました。
【図表1】
筆者作成
ウオーターサーバーは1本12リットルで3000円の場合、水500ミリリットルで計算し直すと125円でした。なお、前術のとおり、ウオーターサーバーはほかにも電気代がかかります。
一方で、ペットボトル500ミリリットルは1本あたり100円、2リットルを500リットルで計算し直すと30円となることから、ペットボトルの水2リットルが一番お得であることが分かります。
ただし、ウオーターサーバーには、常においしい水が飲める、買い物で重たい物を持たずにすむ、災害時の備蓄になるなどのメリットがあります。
ウオーターサーバー勧誘の注意点と断るポイント
ショッピングモールで買い物をしているときに、ウオーターサーバーの勧誘にあったらどのようにして断ればよいのか悩む方も多いでしょう。そこで、ウオーターサーバー勧誘の注意点と断るポイントを3つ紹介します。
取りあえず話だけでも聞いて断ろうと安易な気持ちで足を止めてしまうと、ずるずると契約してしまうリスクがあるため、しっかりと注意点を見ていきましょう。
他社の比較検討ができない
ウオーターサーバーの勧誘を受けて魅力的に感じたとしても、その場で契約をするのはよくありません。ウオーターサーバーの契約を前向きに検討している方は、必ず他社と比較検討をしてください。
他社との比較説明をしてくれたとしても、自社サーバーが優れている点しか説明しないこともあります。ウオーターサーバーには数多くのメーカーがあり、それぞれ異なる特徴に応じて価格を設定しています。
時間をかけて気になるウオーターサーバーのスペックや価格、レビューを比較して、自分に合ったウオーターサーバーを選びましょう。
説明が不十分でトラブルになる可能性がある
営業員は勧誘の際に自社のメリットを強調する一方で、注意点や重要な情報を省略することがあります。説明が不十分なまま契約してしまうと、後々大きなトラブルになる可能性があるでしょう。
話を聞いて魅力的に感じたとしても、その場で契約をしないで一度持ち帰ることをおすすめします。自宅でしっかりと十分な情報を得てから、本当に契約するかどうかを決めてください。
ウオーターサーバーが必要ないことをはっきり伝える
「無料」「お得」といった誘い文句に興味を示してしまうと、営業員がしつこく話しかけてきます。ウオーターサーバーに興味がない場合は、話を聞くそぶりは一切見せないことが大切です。
それでもしつこく話しかけてくる営業員に対しては、ウオーターサーバーが必要ないことをはっきりと伝えましょう。そうすることで、「この人に営業を続けても意味がない」と認識させ諦めてもらえます。
ウオーターサーバーの勧誘はすぐ購入の決断しないように!
水にかけるコストを考えるのであれば、ウオーターサーバーを取り付けるよりもペットボトルの水を購入したほうがお得です。
一方で、ウオーターサーバーは常においしい水が飲め、買い物で重たい物を持たずにすむなどのメリットがあります。ショッピングモールでウオーターサーバーの勧誘を受けると、話が上手で魅力的に感じる方も多いでしょう。
しかし、本当にウオーターサーバーが必要なのか、契約前に必ずよく検討してください。そして、特徴やスペック、料金をよく比較検討して、自分に合うウオーターサーバーを見つけることをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー