【レスリング】石黒隼士に流れる〝猪木イズム〟 燃える闘魂の名言が五輪メダル獲り後押し

パリ五輪での活躍が期待される石黒隼士

パリ五輪出場が内定しているレスリング男子フリースタイル86キロ級の石黒隼士(24=自衛隊)は25日、レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)が行われている東京体育館で取材に応じ、猪木イズムでの金メダル取りを誓った。

初の五輪に挑む石黒だが、その体には〝猪木イズム〟が流れているそうだ。きっかけは「SNSで猪木さんの半袖スーツを見たときヤバって思った。ビジュアルがすごい好き。男としてかっこいい」と伝説レスラーへの〝愛〟を明かした。

その後はドキュメンタリー番組を見たり、写真集を購入。猪木さんを意識したスーツも新調するなどハマっていったという。さらに「試合前の緊張しているときに『出る前に負けること考えるバカがいるかよ』という言葉が不意に出てくる。そこに救われたことは多々あった」と〝燃える闘魂〟の名言にも心を動かされていた。

パリには写真集も持参する予定で「絶対優勝して今後のレスリング界に貢献する」と宣言。五輪初出場の24歳が骨身に染みる猪木イズムで金メダルを目指す。

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