揺れる進退問題、テン・ハフ監督がFAカップ決勝を展望「守備を組織化できればチャンスがある」

写真:昨シーズンのリベンジを目指すテン・ハフ監督

マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、25日に行われるFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦に向けて意気込みを語った。イギリス『Sky Sports』電子版が伝えている。

2022年の夏にマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したテン・ハフ監督は、2シーズンで3回目のカップ戦決勝に臨む。昨シーズンに引き続き、2年連続の“マンチェスター・ダービー”となったFAカップ決勝戦は、日本時間25日23時に試合開始を予定している。

テン・ハフ監督はFAカップ決勝を前に「多くの選手がより高いレベルに成長した」と2023-24シーズンを振り返り、来シーズンのチーム作りについて言及した。

「若い選手も代表選手となり、ユーロ2024やコパ・アメリカのメンバーに選ばれた。これは非常に良いことだ。我々はチームを強化し、将来に向けたチームを作りたい。そしてその間にトロフィーを獲得したい。土曜日には大きなトロフィーを勝ち取るチャンスがあるし、2年間で3度目の決勝は悪くないと思う」

昨シーズンのFAカップ決勝でマンチェスター・シティに1-2と敗れ、苦汁をなめたマンチェスター・ユナイテッド。テン・ハフ監督はその試合を「我々の方が優れていた」と分析し、以下のように続けた。

「私はいくつかのデータを持っているが、ほとんどの場面で彼らより優れていた。ボールの保持率という点では、彼らが優れていた。しかし、最終ラインに侵入し、チャンスを作ったり、ゴールを狙いシュートを打つという、他のすべての事実において我々は優位に立っていた」

またテン・ハフ監督は「相手はボール保持することに長けているため、苦しむことになるだろう」と、マンチェスター・シティに主導権を握られる試合展開を予想しつつ、「戦い、守備を組織化できればチャンスがある」と粘り強い守備からリズムを作り出したいと考えているようだ。

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