会津藩公行列 歴代領主を中心に編成 9月21日から会津まつり 通常規模で開催 福島県会津若松市

会津まつりの実施要綱などを決めた実行委の会合

 福島県会津若松市で9月22日に催される「会津まつり」最大のイベント・会津藩公行列は、昨年に続き歴代領主を中心に編成する。ワーケーションを採用している市内の企業や着地型旅行商品の利用者を対象にした参加枠も、初めて実施した昨年同様に設ける。姉妹都市・青森県むつ市をはじめ、会津ゆかりの地である神奈川県横須賀市、三重県松阪市などからも参加する。

 24日、市内の會津稽古堂で実行委員会が開かれ、実施要綱を決めた。まつりは9月21日から3日間で、昨年と同じく新型コロナ禍前の通常規模で行う。藩公行列は主に葦名、伊達、蒲生、上杉、加藤、保科、松平の歴代領主で編成し、会津の武家政権の流れを示す。

 21日は提灯(ちょうちん)行列、22日は会津藩公行列に先立ち先人感謝祭、23日は日新館童子行列・鼓笛隊パレードを繰り広げる。21、22の両日の夜は会津磐梯山踊りを行う。

 実行委では、委員会規約を改正した。正副実行委員長はこれまで委員の互選で選任していたが、新規約により実行委員長は会津若松市長、副実行委員長は市区長会長、会津若松商工会議所会頭が務めることとした。

 実行委には約30人が出席。室井照平市長があいさつし、成功を期した。

(会津版)

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