愛猫の『頭の良さ』に思わず関心する瞬間4つ 猫の賢さは生きるための知恵から来ている?

1.飼い主の帰宅を出迎える

仕事やお出かけから帰宅すると、愛猫が玄関でお出迎えをしてくれていることがあります。時には玄関の扉を開けるくらいのタイミングでやってくることも。

猫は暗い中で夜行性の動物を狩ることから、小さな物音も聞き取れるよう聴覚が発達していったと言われています。音がする大体の方向や距離感をつかむこともできる他、飼い主の足音や車の音を聞き分けて記憶することで、「そろそろ帰ってくるぞ」と分かるのだそうです。

飼い主が一定の時間に帰宅している場合は、体内時計でおおよその時間を把握しているという説もあります。

出迎えてくれる目的は「ご飯」や「遊びたい」といった要求なのかもしれませんが、それでもわざわざ玄関まで来てくれるなんて…疲れが一瞬で吹き飛ぶような最高の瞬間ですよね。

2.飼い主の気を引こうとする

猫を飼っていると一度は経験があると思いますが、猫が机の上から物を落としたりテレビやパソコンの前に立ちふさがったりすることがあります。「たまたまかな?」と思っていると明らかに飼い主を意識していることも…。

猫は一見気まぐれで本能的に動いているようでも、自分が経験したことからきちんと学習しています。過去に物を落とした時に飼い主が反応したり構ってくれたりしたのを成功体験として覚えていて、飼い主の気を引こうとしてあえてやっている可能性があるのです。

飼い主としてはとても複雑ですが、猫なりの精一杯の「かまってアピール」なのかもしれませんね。

3.人の言葉に反応する

猫の名前を呼ぶと反応を示してくれますが、猫は飼い主が発する言葉を分かっていると言われています。人の言葉を理解しているというよりは、飼い主が日常的に使っている単語を記憶しているのです。

猫は短期的な記憶力に優れていて、「ご飯」という単語のあとにおいしいものがもらえた、名前を呼ばれて反応したら撫でてもらえたなど、言葉と嬉しいことをセットで覚えて反応するようになります。

一方で叱る時に名前やあだ名を呼んでしまうと嫌な記憶として長く残ってしまい、呼びかけても無視される可能性が高まるので気を付けましょう。

4.扉を開けてしまう

SNSなどで扉を器用に開けている猫を見かけることがあります。犬のようにしつけて訓練しているのかと思いきや、猫は自ら飼い主が扉を開ける様子を観察して覚えて実践しているのです。

扉の向こうに猫にとって良いものがある場合や、外に出たがっている場合などに開けようとします。引き戸やドアノブを押し下げて開けるタイプの扉は比較的開けられやすく、対策グッズがたくさん市販されているほどです。

猫の年齢や体格、扉の重さなどによって開けられるかどうかは変わりますが、脱走などの危険もあるのでしっかり対策を取っておきましょう。

猫の好奇心旺盛さが賢さにつながっているのかもしれません。

まとめ

日々の生活で何気なく見ていることにも、実は猫の「頭の良さ」が端々に出ています。野生時代に培ったものから、イエネコとして人間と共存をしていく中で覚えていったものまで様々ありますが、どれも飼い主にとってはたまらなく愛おしい瞬間です。

愛猫との暮らしの中で、猫の可愛さだけではなく、愛猫の「頭の良さ」に思わず感心する瞬間を意識してみるのも面白いかもしれませんよ。

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