UCLAの親パレスチナ派襲撃事件で初の逮捕者、18歳高校生か

Steve Gorman Andrew Hay

[ロサンゼルス 24日 ロイター] - 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でデモを行っていた親パレスチナ活動家らが4月に暴徒に襲撃された事件で、初の逮捕者が出た。容疑者の男が木の棒で暴力を振るっている姿が動画に写っていたという。

警察は24日、エダン・オン(18)を凶器による暴行の疑いで23日に拘束したと発表した。報道によるとビバリーヒルズ高校の生徒で、UCLAとは無関係だという。

UCLAでは4月30日夜、親パレスチナ派拠点が襲撃される事件が発生。警察が捜査を進めていた。

覆面姿の襲撃者らはこん棒などで親パレスチナ活動家を攻撃し、殴り合いや、催涙スプレーをかけるなど小競り合いに発展した。目撃者によれば、花火も投げつけられたという。

騒動は翌日の早朝まで、少なくとも3時間は続いた。その夜、警察は親パレスチナ派デモ隊のテントを撤去し、210人を逮捕していた。

親パレスチナ活動家への襲撃に関する犯行声明は出ていないが、ユダヤ人支援組織ヒレルのUCLA支部は声明で、暴徒は「キャンパス外のユダヤ系コミュニティーの非主流派」で構成されているとの見方を示した。

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