『攻殻機動隊』新作TVアニメシリーズ始動 サイエンスSARU制作&2026年放送決定、原作35周年でサプライズ発表

『攻殻機動隊』新作テレビアニメシリーズ 特報ティザービジュアル

講談社より刊行されているサイバーパンクSF『攻殻機動隊』について、原作の連載開始から35周年の節目を迎えた今日2024年5月25日、新作テレビアニメシリーズの制作が発表された。同日開催の公式音楽イベント「DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(東京・Zepp Shinjuku)にてサプライズで明かされた。

【動画】『攻殻機動隊』新作テレビアニメシリーズ始動 特報映像

同日18時よりYouTube上でも発表された特報映像には、原作コミックの象徴的な場面を点描し、新作アニメで描かれるドラマを予感させる内容に仕上がっているほか、発表に際して本作のティザービジュアルも公開に。全身義体のサイボーグである主人公・草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれた原作コミックイラストを使用したビジュアルで、「攻殻機動隊」の原点を感じさせるものになっている。

特報では新作アニメの制作決定に加えて、時期が2026年であること、アニメーション制作を「サイエンスSARU」が担当することも明らかに。サイエンスSARUはTVアニメ『映像研には手を出すな!』、映画『犬王』、年内上映予定の映画『きみの色』など高品質なアニメーションを手掛けており、先日東宝による完全子会社化が発表されていた。

『攻殻機動隊』は1989年に漫画家・士郎正宗が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第5号から連載を開始したSF作品として、全身義体(サイボーグ)の草薙素子をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語。リアルで精密な描き込みとともに、サイバーパンク的な要素や哲学的なテーマを探求しながら、人間とテクノロジーの融合、個人のアイデンティティなどについて深く考察する作風が人気を博し、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群が展開されている。

『攻殻機動隊(仮)』作品情報

作品形式:TVアニメーション
原作:士郎正宗(講談社 KCデラックス刊)
アニメーション制作:サイエンスSARU
公開時期:2026年放送予定

TVアニメ『攻殻機動隊(仮)』特報

©士郎正宗/講談社

© 合同会社サブカル通信社