米大手プロモーター・トップランク社のボブ・アラムCEO(92)が、タイソン・フューリー(35=英国)と世界ヘビー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)との再戦時期などについて言及した。
フューリーは、18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドで行われた、世界ヘビー級4団体王座統一戦でウシクに1―2で判定負け。無敗記録がストップしてしまったが、再戦条項により、10月にリマッチが行われる見込みとなっていた。
そんな中、スポーツメディア「ユーロスポーツ」によると、アラム氏は「タイソン・フューリーが再戦を望んでいるのは知っている。おそらく再戦は11月下旬か12月上旬~中旬が理想的だと思う。契約ではサウジアラビアで再戦を行うことになっている。たとえ、その契約がなくても、誰も大規模な試合で、高額の賞金を払う余裕はないので、他の場所で再戦を行うことは不可能だ」と見通しを語った。
さらに、意見が割れている僅差の判定に対する自身の見解も示し、フューリーに軍配を上げた。「第1ラウンド(R)はウシク、その後の6Rはタイソンだと思った。残る8~11Rはウシクと見たが、最後のRはフューリーだと予想した。私は7R対5Rとし、1ポイント差でタイソンが勝ったと予想し、審査員の一人もそうジャッジした」と説明した。
また同氏は、フューリーが、元世界3団体ヘビー級統一王者のアンソニー・ジョシュア(米国)の対戦を望んでいることを明かした上で「その試合は(英国の)ウェンブリーで行われるに違いない」と予測した。